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健人side
その男はしゃがんで、Aのお腹に手を当てて話しかけていた。
そして、その男に笑顔でなにかを話すA。
だいぶ見た目は変わっていたけれど、
俺の目が間違うわけがない。
Aが、、妊娠………?
まだお腹は大きくはなってないみたいだけど、
まさか……な……。
いや、
あれから、3年も経ってるんだし、
結婚してても別におかしくないか。
撮影していることにも気付かず、
反対方向に歩いていく2人。
追うにも、この状況じゃ……
あ…
監督 「……カット。せっかくいいシーンだったのに。」
健人 「すみません。。」
花 「………。」
.
.
Aside
A 「痛い痛い痛い痛い…!!」
なんでこんなに痛いの。。
城島 「大丈夫か?今日はいいよ、休んでも。」
A 「いや、そんなわけには…い痛っ!」
畑仕事、体を使うから、力が入って、とっても痛いのです。
今日は女の子の日。
もう本当に辛いから、
今日はお言葉に甘えさせていただいた。
アパートに戻って、ベッドに倒れる。
A 「いだいぃ……」
病気なんじゃないかってぐらいの痛み。
薬を飲もうとしたけど、
最悪なことに切らしていた。
こんなとき、風磨がいてくれたら……。
__ピンポーン
え……
まさか……
まさかね、、
髪をささっと整えて、
あーもう、泥だらけの格好……。
仕方ないか。
ドアをゆっくり開ける。
A 「あ……なんだ。」
「なんだってなんだよ。失礼な。」
風磨なわけないよね。
この人は、城島司。
城島さんの息子さんで、私と同い年。
普段は工場で働いてるんだけど、
たまに畑仕事を手伝いに来てて、
自然な流れで仲良くなった、男友達。
そして、唯一私の会見のことを知ってる人。
でも、悪くは言ってこないし、広めたりもしない。
まるで、事情を知っているかのよう。
普通にいい人だ。
司 「んで、大丈夫なのかよ。」
A 「いや、大丈夫じゃない。」
言えない。
女の子の日です。なんて、恥ずかしくて。
司 「病院行くか?」
A 「……うん。産婦人科。」
司 「…え。」
A 「あ……」
司 「いや、うん。分かった。」
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じまばな(プロフ) - 松島蘭夢さん» お待たせしてしまって申し訳ありません(汗)そんなふうに言っていただけて、嬉しすぎます(;;)松島蘭夢様、2の方でもコメントしてくださってましたよね!本当に感謝しかありません;;;今後ともこの作品をよろしくお願いします!<(_ _)> (2018年6月12日 21時) (レス) id: e557d8cb3e (このIDを非表示/違反報告)
松島蘭夢(プロフ) - 本当にこの小説大好きです!頑張ってください (2018年6月12日 20時) (レス) id: 06cb82de2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じまばな | 作成日時:2018年6月12日 15時