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Aside
あの日から、2年の月日が流れた。
案の定、あの会見は大きな話題となり、どこにいても白い目で見られ、とても暮らしていける状況じゃなくなっていった。
小松先生だけは味方でいてくれたけれど、でもこれ以上迷惑をかけられない。
だから、この騒動を知らないであろうおばあちゃんおじいちゃん達しか住んでいない田舎の地域にやってきた。
そこには海も山もあって、自然に囲まれていて空気が綺麗で、、お年寄りの方はみんな親切で、私にとってはありがたすぎる環境だった。
私はそこに住んでいる城島さんに畑仕事を、そして夏には三宅さんの海の家で働かせていただいている。
安いアパートに住んでいるけど、物騒な噂もないし、毎日充実している。
母 「Aーー!久しぶり!」
父 「元気にしてたかー?」
A 「先月来たばっかでしょ!笑」
海外での仕事も終了したみたいで、
去年日本に帰ってきた。
すっかり海外のノリになっちゃったけどね笑
それから、今まであったこと全てを話して、
ちゃんと分かってもらえた。
健人のお母さんもお父さんも束 縛のこととかも全部知ったみたいで、
何度も何度も謝られたけど、
私も父も母も、もう過去の話なんだから、と丸く収めた。
母 「ちゃんと食べてる?また痩せたんじゃない?」
A 「そう?食べてるけどな…あ、それ以上に働いてるから消費されちゃうのかも笑」
東京で働いてるけど、
月1で私のとこに遊びに来てくれる。
電話もLINEもしょっちゅう。
こんなふうに子供の頃より過保護になったのは
日本にいない間に、私にいろんなことがあって、親として娘へ申し訳なさを感じたから……
だと思う。
あんまり気にしなくていいのに…
と思いながらも嬉しかったりするけどね。笑
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じまばな(プロフ) - 松島蘭夢さん» お待たせしてしまって申し訳ありません(汗)そんなふうに言っていただけて、嬉しすぎます(;;)松島蘭夢様、2の方でもコメントしてくださってましたよね!本当に感謝しかありません;;;今後ともこの作品をよろしくお願いします!<(_ _)> (2018年6月12日 21時) (レス) id: e557d8cb3e (このIDを非表示/違反報告)
松島蘭夢(プロフ) - 本当にこの小説大好きです!頑張ってください (2018年6月12日 20時) (レス) id: 06cb82de2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じまばな | 作成日時:2018年6月12日 15時