22話 ページ23
放課後、生徒会室では談笑する声が響いていた。
コ「はじめましてだよね！俺、二年のコジマ！」
常に明るく笑っている黒髪短髪の先輩がコジマさん。
セ「セピアです。三年生だよ。よろしくね」
優しそうな雰囲気を持った青色の髪の先輩がセピアさん。
貴「神崎 Aです。よろしくお願いします」
二人と自己紹介を交わし、握手をした。
コ「いや〜それにしてもずいぶん可愛い子が入学してきたね！」
ア「ほんとほんと。可愛いよね〜！」
二人にまじまじと見られ、思わず苦笑してしまう。
そんな中、セピア先輩だけはまだ申し訳なさそうに眉尻を下げてこちらを見ていた。
セ「手荒な真似しちゃってごめんね。怖かったよね」
貴「大丈夫ですよ。もう気にしないでください」
私がそう言うと、先輩は少しだけ笑ってくれた。
セ「…優しいね、君は。」
優しいのは、そんなに心配してくれるセピア先輩のほうなのに…
なんて考えていると、突然コジマ先輩が隣に勢いよく座った。
コ「あのさあ！ずっと気になってたんだけど、なんで男の恰好してまでこの高校に入ったの？」
貴「え…」
ア「うんうん。俺もその理由気になる」
その時、脳内で中学時代がフラッシュバックする。
…嫌だ。答えたくない。
虐められて惨めだった頃の自分を思い出してしまうから。
辛くて怖かったことを今でも鮮明に思い出してしまうから。
過去を口にするのが今でも怖い。
たしか前にもつわはすくんに聞かれたことがあったな、なんて考える。
けれど、自分が女であることを先輩たちが知ってしまった今、今さら理由を隠す必要はないのかもしれない。
私は意を決して、先輩たちに話し始めた――。
・
・
・
あれから数分程経ち、すべてを話し終えた。
私は、話を聞いた先輩たちの反応が怖くて、ただただ俯いたままで話したが、先輩達は私をどんな人間だと思っただろうか。
私は先輩たちの顔が見れないまま、少しだけ笑った。
貴「あはは。情けないですよね。あまりにも弱虫で自分でも笑っちゃいます」
そんな時、突然ぽんっと頭に手が置かれた。
セ「よく頑張ったね」
貴「え…」
頭上ではセピア先輩が笑っていた。
コ「怖かったでしょ。よく一人で頑張ったね！」
ア「大丈夫。今度は俺達が守ってあげるから」
溢れ出る涙が止まらなくて、私は三人の前でみっともなく泣き出した。
＊＊＊
今回は夢主回！つまらないと感じた方もいると思います。次からは実況者さん達を出していくつもりです！
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卯月 - あひる隊長さん» ありがとうございます！別に構いませんよ！よろしくお願いします！ (2018年4月27日 21時) (
レス) id: ee413df35c (このIDを非表示/違反報告)
あひる隊長(プロフ) - わかりました！コメントありがとうございます！申し訳ないんですが、ショッピくんのことをあんまり知らないので口調が変になっちゃうかもしれないです！あと、もしかしたら物語の都合で他の人が出るかもしれません(><) (2018年4月27日 19時) (レス) id: 98372f4928 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - あひる隊長さん» 返信遅くなってごめんなさい(泣)えっと、グルちゃんと大先生とシッマとトン氏とショッピくんってお願い出来ますか？多いですかね？ (2018年4月27日 17時) (レス) id: ee413df35c (このIDを非表示/違反報告)
あひる隊長(プロフ) - 卯月さん» 卯月さん！申し訳ないんですが、全員は出せそうにないので、この人だけは絶対出して！っていうのを何人か書いてほしいです<(_ _)> (2018年4月9日 9時) (レス) id: 98372f4928 (このIDを非表示/違反報告)
あひる隊長(プロフ) - 卯月さん» 我々だ知ってますよ(*^^*)エセ関西弁になっちゃいますが大丈夫でしょうか！？それでも大丈夫だったら作ってみます！！ (2018年4月8日 8時) (レス) id: 98372f4928 (このIDを非表示/違反報告)
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