15話 ページ16
ボコボコに殴られたこんな顔を、みんなに見せられるわけもなくて、私はそのまま家に帰った。
体はもうヘトヘトで、家に着くなり倒れてしまった。
そして、こーすけさんから借りてしまったタオルからお日さまのような香りがして、それが追い打ちをかけるようにして、眠ってしまった。
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朝、登校しているとレトルト先輩が曲がり角に立っていて、一緒に行くことになった。
レ「なんでマスク付けてるん？風邪？」
レトルト先輩は心配そうに私の顔を覗きこむ。
それもそのはず、今日の私の格好は、学校指定の制服の下に緩めのパーカーを着て、フードを深くかぶり、マスクを付けている。
昨日のケガを隠すためだ。
レトルト先輩には嘘をついて「そうです」と言っておいた。
すると、思っていた以上に心配されたので、心が傷んだ。
教室に着くと、つわはすくんとP-Pくんが来ていて、レトルト先輩と同じように心配してくれた。
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授業は、もう五時間目になっていた。
『タオル、返さなきゃ』
私は授業よりも、自分のケガよりも、このことがずっと気になっていた。
だから一応、カバンの中にタオルを入れてきている。
生徒手帳も届けたいので、今日中にはこーすけさんに会いたいのだ。
放課後に…でも、それじゃあ、こーすけさん帰ってるかも…。
そうやって、私が頭を抱えていると隣の席で授業を受けt…ゲームをしていたつわはすくんが心配したように、声をかけてくれた。
つ「大丈夫？ 頭、いたい？ 保健室行く？早退する？」
早退！そうだ！その手があった！！
私は授業中にも関わらず、席を立ってつわはすくんの手を握りしめていた。
貴「つわはすくん！ナイｓ…私、気分が悪いから、早退するよ」
つ「う、うん…。ひとりで大丈夫？」
私が元気なことに驚きつつも、優しいつわはすくん。彼に「大丈夫だよ」と言って、先生に伝えてから教室を出た。
この学校は、基本的にルーズなので一年に１０回までの欠席ならいつでも休んでいいのだ。
嘘をついて、悪いとは思うが私はこーすけさんにちゃんと届けたいという思いのほうが勝っていた。
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生徒手帳と地図を見比べて、ついにこーすけさんの通っているであろう『最北高校』へたどり着いた。
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“レトルト先輩が曲がり角に立っていた”
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卯月 - あひる隊長さん» ありがとうございます！別に構いませんよ！よろしくお願いします！ (2018年4月27日 21時) (
レス) id: ee413df35c (このIDを非表示/違反報告)
あひる隊長(プロフ) - わかりました！コメントありがとうございます！申し訳ないんですが、ショッピくんのことをあんまり知らないので口調が変になっちゃうかもしれないです！あと、もしかしたら物語の都合で他の人が出るかもしれません(><) (2018年4月27日 19時) (レス) id: 98372f4928 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - あひる隊長さん» 返信遅くなってごめんなさい(泣)えっと、グルちゃんと大先生とシッマとトン氏とショッピくんってお願い出来ますか？多いですかね？ (2018年4月27日 17時) (レス) id: ee413df35c (このIDを非表示/違反報告)
あひる隊長(プロフ) - 卯月さん» 卯月さん！申し訳ないんですが、全員は出せそうにないので、この人だけは絶対出して！っていうのを何人か書いてほしいです<(_ _)> (2018年4月9日 9時) (レス) id: 98372f4928 (このIDを非表示/違反報告)
あひる隊長(プロフ) - 卯月さん» 我々だ知ってますよ(*^^*)エセ関西弁になっちゃいますが大丈夫でしょうか！？それでも大丈夫だったら作ってみます！！ (2018年4月8日 8時) (レス) id: 98372f4928 (このIDを非表示/違反報告)
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