特別な日は ページ5
伊沢side
伊「ただいま〜っと」
あ「おかえりなさい!」
ぱたぱたと玄関に走ってくるAをみて思わず頬が緩む
大学も落ち着いて、家に帰ってからはよく俺のためにご飯を作って待ってくれている
こんな風景を毎日見てると、結婚も悪くないなぁと思う
彼女と付き合い始めてから三年経って、俺は27歳、彼女は今年で19歳になるけれど、彼女の年齢や学生という立場も考えるとまだ早いのかなぁと思う
長い間一緒にいると倦怠期、というのもあると聞いたこともある
だけどそんなの全然なくて、むしろどんどん必要な存在になっていく、というか俺の中での彼女の存在が大きくなっていってる
あ「あ、ねぇまってまって!まだ入っちゃだめ!」
とおせんぼのポーズをして俺の前に立ちはだかる彼女
廊下からリビングの扉を開けさせないようにしてる
伊「なぁに、いれてくんないの?」
あ「突然ですが、超難問!」
ててん、という効果音もちゃんと言って得意げな顔で続ける
あ「今日の夜ご飯はなんでしょうか!」
伊「んー、、、なんだろう、、、、天ぷら!」
あ「ぶー!伊沢、失格です!
正解はー、、、、じゃーん!」
そう言ったとともに彼女がリビングへのドアを開けた
目の前にはたくさんの風船
516
TAXI
24
という形の風船が壁にかかっていた
あぁ、そうか、俺の誕生日か
日が明けてからたくさんのお祝いをもらったけれど、家までの帰路でなぜだかすっぽりと頭から抜けていた
伊「すげぇなこれ、、、インスタ映えじゃん」
あ「ふふ、びっくりした?」
俺の名前は本来TAKUSHIという綴りになるんだけど、Twitterのユーザーに合わせてかTAXI、となっているところがなんとも彼女らしい
あ「ねぇ見て!頑張ったの!」
そう言って俺の手を引いて椅子に座らせた
テーブルの上にはハンバーグにチキンに、サラダに、クラッカーにとさまざまな色とりどりの料理が並べられている
伊「すっげぇ、、、、めっちゃ嬉しいんだけど」
あ「ほんとに!?よかったあ、、、」
じゃあ食べよっか、といってキッチンの電気を消しに行く君を
気づけば僕の腕の中に閉じ込めていた
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ひつぱん(プロフ) - ぴーちゃんさん» コメントありがとうございます( ; ; )少しずつにはなりますが、更新頻度を上げていきたいと思っています!これからもぜひよろしくお願いします。! (2018年8月2日 1時) (レス) id: 9b011717c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーちゃん - 更新ありがとうございます!無理せず頑張ってください(*´∀`) (2018年8月1日 21時) (レス) id: 65b2b330d1 (このIDを非表示/違反報告)
ひつぱん(プロフ) - レイさん» コメントありがとうございます!わわ、恐縮です( ; ; )体調も徐々に回復していますし、少しずつですが頻度を上げていきたいと思っています!ぜひぜひ愛しい影。を愛してあげてくださいね! (2018年7月29日 17時) (レス) id: 9b011717c8 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 初コメです! もう...ダメです... 伊沢さんと主のラブラブ具合がたまりません(*´罒`* 体調大丈夫ですか??いつまでも更新待ってますよヽ(*´∀`)ノ (2018年7月28日 1時) (レス) id: 25295f4bfe (このIDを非表示/違反報告)
ひつぱん(プロフ) - 麻倉詩悠さん» わぁ初コメですか、?凄く嬉しいです( ; ; )いつもありがとうございます!本当にわたしの体調管理不足で皆様を待たせてしまって申し訳ないです。早くよくなってたくさん更新できるようにします、! (2018年6月29日 21時) (レス) id: 9b011717c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひつぱん | 作成日時:2018年5月23日 18時