石百六十三個 ページ41
ゲン君の手がプルプルと震え出す
ゲン「頼む・・・よ、早く！この妖術、ジーマーで妖力使うから、１分しか止めらん・・・ない」
マグマ「ムハハハ！クロム、お前が腰抜けで助かったぜ、このまま妖術使いが力尽きるまで黙って待てば済む話だ！！」
迫真の演技でマグマ君を騙して見せた
メンタリスト様々だ
今のマグマ君には金狼君が相当ダメージを与えている
クタクタでクロム君を殴り続けたい・・・
でも本当は休みたい
そんな状況のなか、ゲン君のおかげで素敵な言い訳が作れるようになった
それは・・・妖術が切れるまで待つのが賢明であるということ
人間は堕落を正当化できるならば怪しい嘘にも簡単に飛び付く
もはやマグマ君はとっくにマジックの術中に嵌まったということだ
これでゲン君が時間を稼いだ、後はクロム君次第
私が導き出した60秒というのはあくまで理想値
レンズの水面が波打つだけで計算が狂ってしまう
千空と私の科学
ゲン君のマジック
クロム君の執念
これらの力が合わされば、光はそこに火を点す
次の瞬間、マグマ君の黒い服から僅かに煙があがる
マグマ「・・・これは？」
千空「『はたけ』」
私と千空の声にマグマ君は急いで手ではたく
すると一瞬で体全体に炎が燃え広がる
これにはマグマ君も狼狽えずにはいられない
『表面フラッシュ現象だね』
千空「ああ、毛羽だった服の表面を一気に火が走る」
マグマ「おぅマグマ、安心しろこっちは人殺しする気はねぇ、超優しく助けてやるよ」
そしてクロム君はマグマ君の急所を一付き
そのままマグマ君は湖に真っ逆さま
ジャスパー「勝者、クロム！！」
コハクちゃんも銀狼君も
これには私でさえも喜びの声をあげた
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御霊t(プロフ) - ろいさん» 応援コメントありがとうございます。これからも頑張ってまいりますので、暖かい目で見守ってくださると幸いです (2020年2月10日 20時) (
レス) id: 7857b88cec (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - いや…ほんと夢主ちゃんと千空の距離感好き…応援しています！これからも頑張ってください！！ (2020年2月10日 16時) (レス) id: d96f184469 (このIDを非表示/違反報告)
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