石百四十四個 ページ22
〜余談〜
これは村へ向かう少し前のお話である
コハク「さて、御前試合に出るはいいとして、Aのその格好は少々・・・」
『？どうしたの・・・』
改めて自分の服を見てみる
ちなみに私の服は杠と同じデザインとなっている
コハク「いや、多少露出が多いな。これでは動きにくいだろう。そこでだ・・・」
そう言ってコハクちゃんは私にあるものを差し出した
コハク「これに着替えてくれ」
差し出された物を見てみるとそれはコハクちゃんと同じデザインの服
しかも、その服はコハクちゃんと色違いで緑色だった
『え、どうしたの？これ』
コハク「いや、千空からつい最近誕生日を迎えたと聞いてな。世話になっていることだし、受け取ってほしい」
『・・・もらっていいの？』
コハク「ああ、私とお揃いだ」
千空はともかく、贈り物なんて久しぶりだった
私は断りをいれて、着替えてくる
なんとサイズはほぼぴったりだった
いつ私のサイズ測ったんだ？
そして皆の前に出て御披露目
『ど、どうかな・・・』
「「「「おお〜！！」」」」
コハクちゃん、スイカちゃん、クロム君、銀狼君が声をあげる
コハク「めっぽう似合ってるぞ、A」
スイカ「すごく可愛いんだよ！」
クロム「おぅ、似合ってるぞ、A」
銀狼「Aちゃん、可愛いよ〜」
どうやら好評らしく私はほっとする
『よかった・・・』
すると銀狼君はだんまりしてる金狼君を小突く
銀狼「ほら〜金狼もなんか言ったらどう〜？」
金狼「まぁ、似合ってるんじゃないか？」
銀狼「相変わらず堅いなぁ・・・」
やれやれと肩を落とす銀狼君
その横で今度は千空の方に皆の視線がいく
コハク「千空も何か一言言ったらどうだ？」
千空「あ？」
千空の視線が私の方に向けられる
じっと見られて、なぜか顔が熱くなっていく
千空「まあ・・・一言言えば・・・」
千空の手が私の頭にのる
千空「こいつは何着ても似合うっつうことだけだな」
よく似合ってるぞ、A
最後の方は私にだけ聞こえるように呟く千空
もう私の顔は沸騰寸前だった
だから、私は気づけなかった
千空の頬が若干赤かったことなんて・・・
そして、気を取り直し、私たちは村へと向かった
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御霊t(プロフ) - ろいさん» 応援コメントありがとうございます。これからも頑張ってまいりますので、暖かい目で見守ってくださると幸いです (2020年2月10日 20時) (
レス) id: 7857b88cec (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - いや…ほんと夢主ちゃんと千空の距離感好き…応援しています！これからも頑張ってください！！ (2020年2月10日 16時) (レス) id: d96f184469 (このIDを非表示/違反報告)
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