石八十八個 ページ6
外を見てみると、黒い雲が空を覆っていた
雷鳴で驚いたのか、手伝ってもらっていた村の人たちは全員村の方へ逃げてしまった
そりゃ、打たれたくないもんね
スイカ「ホントに来ちゃったんだよ」
コハク「確かに雷の季節だが」
クロム「ラッキーすぎんだろ！」
さっきの千空の会話を聞いてたら
タイミングよく感じるけれど、そうじゃない
『全くもって逆だよ、タイミング悪すぎ！』
千空「ああ、最悪のパターンだ、まだ１�个盻猗�してねえ時によ！！」
ゲン「まさかの雷発電?」
千空「ねえよ。そんなもん」
ゲン「だよね〜」
そう都合いいものが存在するわけがない
千空「磁石だ。磁石さえありゃ発電機ができる」
スイカ「磁石なら、砂鉄とったのがあるんだよ？」
そういってスイカちゃんは砂鉄のついた磁石を見せてきた
『確かに同じ磁石だけど、その天然の磁石じゃあ、磁力が話にならないの』
千空「だから、鉄の棒に雷落として、ハイパワー磁石を科学の力で自作するんだよ！！避雷針アホほど立てて待つつもりだったがな。このチャンスをスルーはねえ」
千空の視線が私に向けられた
『了解、超速攻で準備するよ！』
千空「ああ、文字通りの電光石火だ！」
製鉄炉をハンマーで壊す
『まず銅を溶かす！』
中には溶けた銅の入った土器がある
それを取り出す
千空「コハクの盾にウルシが塗られてた、村のどこかにあるはずだ」
しばらくしてスイカちゃんが小さな容器を手に帰ってきた
スイカ「借りてきたんだよ、ウルシ！！」
千空「ウルシの絶縁体性能はハンパねえ、鉄の棒に塗りたくれ」
ゲン「何・・・を？」
鉄の棒についたウルシを千空が手で伸ばしていく
これ後で絶対に被れるよ
まあ、そんなこと今は言ってられないけど
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 367人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
