石百二十四個 ページ42
一面に広がるエメラルドグリーン
私は一瞬、目を奪われてしまった
千空は泉を注意深く見る
クロム「おぅ、なんだよ千空ここじゃねえのか、ゴール？」
千空「いや、ここだ完璧だ。まさにこの緑の泉を汲みに来た。だが、地形が気になる」
クロム「地形？」
よくわからず首を傾げるクロム君
『このエリアに出る毒ガス、硫化水素や二酸化硫黄は空気より重い。だからたまるのよ、こういう窪地にね』
クロム「おぅ、もしかしてその毒ガスが銀の槍で分かんのか！？」
千空「あぁ、銀は硫化水素と反応して、ソッコー黒く・・・」
気づくと、銀狼君が泉に向かって歩いて行くのが見えた
まるで何かに誘われているように
嫌な予感と共に私は駆け出した
銀の槍が黒くなる
千空「戻れ銀狼ー！」
千空の声と同時に私とコハクちゃんは銀狼君を引っ張り、後ろへ下がる
次の瞬間、飛び立ったカラスがそのまま泉に落ちた
何かが溶ける音と煙と共にカラスたちは沈んでいく
すると今度は銀狼君が私にしがみつき、泉の方を向きながら叫びだした
銀狼「うわぁああ！あっち行けぇええ！！」
まるで何かを振り払うような仕草をする
『落ち着いて、銀狼君！』
コハク「誰もいない！誰もいないぞ、銀狼！！」
すると落ち着いたのか銀狼君は静かになる
そして落ちていったカラスの様子を見た
わずかに水面から見えていたカラスの翼がトロォッと溶けていくのが見えた
コハク「溶けた・・・鳥の羽根が・・・」
クロム「なんなんだよこの泉の水はよ、千空、A」
千空「8世紀頃、錬金術の研究中に発見され、俺らの時代ではあらゆる化学産業の根幹になっている薬品・・・硫酸だ」
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御霊t(プロフ) - のーむさん» ご指摘ありがとうございます。直しておきました (2020年5月13日 22時) (
レス) id: aa6c97b509 (このIDを非表示/違反報告)
のーむ - 石百十一個を読み返してみてください。誤字がたくさんです。 (2020年5月13日 22時) (レス) id: cdd4e197ec (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - 天月沙羅さん» 初めまして、コメントありがとうございます。最近多忙でなかなか更新できませんが、なんとか時間作っていきたいと思っております。応援ありがとうございます (2020年1月14日 7時) (レス) id: 7857b88cec (このIDを非表示/違反報告)
天月沙羅(プロフ) - 初めまして！Dr、Stoneの小説は初めて見ましたが1番この作品が面白かったです！あと、これからも頑張ってください！ (2020年1月13日 23時) (レス) id: a5a762c1d5 (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - ツネキさん» コメントありがとうございます。決勝試合にいくまでまだまだ時間がかかると思いますが、ご期待に答えられるよう更新頑張っていきたいと思っております。応援ありがとうございます (2019年12月30日 7時) (レス) id: 7857b88cec (このIDを非表示/違反報告)
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