石百十個 ページ28
あまりの豹変に驚く私たちにスイカちゃんは答える
スイカ「スイカの目はね、ボヤボヤ病なんだよ。ボンヤリしか見えなくてムリヤリ見ようとしてこんな風になっちゃうのが恥ずかしいんだよ」
私はコハクちゃんが千空から奪い返した被り物を返してあげると
スイカちゃんはそれをもう一度被る
スイカ「でもこのマスク被っていると、なんでかちょびっとだけ見やすいんだよ！」
『あー、ピンホール効果だね。それ』
千空「穴から覗いて光を狭めりゃ、まあ多少はピンぼけがなくなるっつう理屈だ」
クロム「そのスイカのボヤボヤ病がガラスと関係あるのかよ」
千空「100億％ありまくるわ！！」
千空がスイカちゃんの肩を掴む
千空「よく聞けスイカ。テメーはな、ド近眼だ。それは病気じゃねえ、欠陥でもねぇ。科学文明の世界じゃ誰一人気にもしねぇ、ガラスで作る科学の目、眼鏡ってのが全てを解決する」
その話を聞いたスイカちゃんは体を震わせる
スイカ「科学使いって、目まで作れちゃうんだ？すごすぎるんだよ・・・」
『・・・うん』
スイカ「スイカだってホントはね、一度でいいから綺麗な世界、見てみたいんだよ。ボヤボヤじゃない皆に、ホントのみんなに一度でいいから会ってみたいんだよ」
涙を流すスイカちゃんの頭を撫でる
こっちまで泣きたくなってきたな
それはクロム君たちも同じようで
クロム「おぅ！作ってやろうじゃねえか、ガラスって奴をよ！」
コハク「ああ！何を集めればいいんだ千空、A？」
私たちは回収用の籠を担いで、手にハンマーを持って、森のなかを歩く
千空「ガラスの原料は珪砂っつう砂だ」
『さすがのクロム君コレクションにはなかったね』
クロム「いや、砂までは集めねぇよ」
千空「だが、珪砂ゲットのヒントはあった」
クロム君は首を傾げる
しばらくするとかなり急な斜面の前にたどり着いた
クロム「この辺だぜ、ガキの頃、この透明な石をゲットしたのはよ！」
そういうクロム君の手には綺麗な透明な石、水晶が握られていた
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御霊t(プロフ) - のーむさん» ご指摘ありがとうございます。直しておきました (2020年5月13日 22時) (
レス) id: aa6c97b509 (このIDを非表示/違反報告)
のーむ - 石百十一個を読み返してみてください。誤字がたくさんです。 (2020年5月13日 22時) (レス) id: cdd4e197ec (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - 天月沙羅さん» 初めまして、コメントありがとうございます。最近多忙でなかなか更新できませんが、なんとか時間作っていきたいと思っております。応援ありがとうございます (2020年1月14日 7時) (レス) id: 7857b88cec (このIDを非表示/違反報告)
天月沙羅(プロフ) - 初めまして！Dr、Stoneの小説は初めて見ましたが1番この作品が面白かったです！あと、これからも頑張ってください！ (2020年1月13日 23時) (レス) id: a5a762c1d5 (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - ツネキさん» コメントありがとうございます。決勝試合にいくまでまだまだ時間がかかると思いますが、ご期待に答えられるよう更新頑張っていきたいと思っております。応援ありがとうございます (2019年12月30日 7時) (レス) id: 7857b88cec (このIDを非表示/違反報告)
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