石百七個 ページ25
〜回想〜
夜、クロム君たちが寝静まり、私は千空と一緒に薬草を摩っていたとき
ボソボソとゲン君がなにかを言っていることに気づいた
そっと耳を近づける
ゲン「このストーンワールドで、作れる？千空ちゃん、Aちゃん・・・」
かすかに聞こえるゲン君の声を聞き逃すまいと千空と一緒に次の言葉を待つ
ゲン「コーラを一本」
そういえば、初めて会ったときも言ってた
コーラとかが欲しいって
確かに今のこの原始の時代にコーラはない
でも・・・そんなもの
『ちゃんと作れるよ、ゲン君』
千空「ああ、俺らなら・・・な」
それを聞いたゲン君はどこか安心したかのように肩の力をぬいてた
そして夜が明ける前
千空さえ寝てしまった頃
ゲン君が出ていこうとするがやはり体が痛むのだろう
動きがぎこちない
『そんな体じゃ、まともに走ることもできないんじゃないの？』
ゲン「A・・・ちゃん」
どうしてと言いたいような目をしてるゲン君にあるものを差し出す
ゲン「これは・・・？」
『クロム君の科学倉庫にあった薬草だよ鎮痛作用があるから、これ服用すればまともに動けるようになるから、効くのに少し時間かかるけど、効き目は保障するよ』
ゲン「いいの？俺にこんなもの渡しちゃって、もしかしたら、司ちゃんに君たちが生きてるって言っちゃうかもよ？」
『そんな気ないくせに』
おそらくゲン君は私たちと会う前から決めていたのかもしれない
科学王国につくことを
ゲン「まあ、ありがたくいただいておくよ」
ゲン君はそれを受けとると口に含む
『気を付けてね』
ゲン君はそのまま暗い森の中へ入っていった
おそらく司君の所に戻ったのだろう
『さて・・・もう一眠りしますか』
そうして私は千空の隣でもう一度眠りについた
〜回想終了〜
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御霊t(プロフ) - のーむさん» ご指摘ありがとうございます。直しておきました (2020年5月13日 22時) (
レス) id: aa6c97b509 (このIDを非表示/違反報告)
のーむ - 石百十一個を読み返してみてください。誤字がたくさんです。 (2020年5月13日 22時) (レス) id: cdd4e197ec (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - 天月沙羅さん» 初めまして、コメントありがとうございます。最近多忙でなかなか更新できませんが、なんとか時間作っていきたいと思っております。応援ありがとうございます (2020年1月14日 7時) (レス) id: 7857b88cec (このIDを非表示/違反報告)
天月沙羅(プロフ) - 初めまして！Dr、Stoneの小説は初めて見ましたが1番この作品が面白かったです！あと、これからも頑張ってください！ (2020年1月13日 23時) (レス) id: a5a762c1d5 (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - ツネキさん» コメントありがとうございます。決勝試合にいくまでまだまだ時間がかかると思いますが、ご期待に答えられるよう更新頑張っていきたいと思っております。応援ありがとうございます (2019年12月30日 7時) (レス) id: 7857b88cec (このIDを非表示/違反報告)
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