石の世界で彼と共にその3 【Dr.STONE】 (ページ2)

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石八十四個ページ2

私たちの前に現れたこの男

確か名前は・・・

千空「どっかで見た顔だと思ったら、テメー。あさぎりゲンか！」

『そうそう、あさぎりゲン！思い出した！！』

よく部員があさぎりゲンの心理本を読んでたな

それで心理テスト受けて、千空がゴミだのなんだの言ってたあれか

コハク「知り合いか？」

千空「いや、１㎜もしらねえ、ゴミみてえな心理本書いてたマジシャンだ」

『よく部員が読んでたよ。後千空、前も言ったけどゴミとは言わないの』

ゲン「読んだことあるの？嬉しいね～そんでゴミみたいは酷いね～メンタリストって呼んでよ」

メンタリスト？マジシャンじゃないの？

いつの間に転職？

ゲン「いやぁ、勝手にラーメンいただいちゃったのは謝るよ。だからさ、この武器おろしちゃってくんない？もう怖くて手足プルプルで、せっかくのラーメンこぼしちゃいそうでね」

見てみると彼の手は確かに震えている

だけど、みるからに嘘だ

まったく言動が一致してない

銀狼「ぼぼぼ、僕が！持っててあげるよぅ」

『こらこら銀狼君』

何騙されちゃってるんだか

もし罠とかだったらどうすんのよ

この男、あさぎりゲンは微塵も怯えてない

っていうか、言ってること全てが軽い

ゲン「今日も一人で食糧探してたらビックリ！懐かしいラーメンの香りがしてフラフラ～っとさ」

千空はどこか探りをいれるようにゲン君をじっと見る

一方、ゲン君からラーメンを受け取った銀狼君はそのラーメンを食べちゃって金狼君に叱られてます

あ、殴られて頭にたんこぶが・・・

千空「ククク、まあ、そういうことにしといてやるよ。ともかく世の中ただ食いはねえ」

『ラーメン食べた人には仕事がありまーす』

ゲン「仕事？」

ガンエン「皿洗いとか？」

そんな軽い仕事なんかじゃないよ

地獄の製鉄コースへ直行だ

なんか騙したようで悪いけど

この時の私はゲスい顔をしてたと思う

してなかったとしても、黒い笑みを浮かべてる自覚はあった