標的２２５ ページ8
ビアンキ(骸)「クフフ・・・また会えましたね」
気付くとビアンキの右目は骸君と同じ漢数字が浮き出ていた
綱吉「でたー！！」
隼人「祟りだーー！！」
リボーン「そんなバカなことあるわけねーぞ」
綱吉「でも・・・」
綱吉君の視線は今も倒れている骸君に向けられる
綱吉「やっぱり死んでる！！」
ビアンキ(骸)「クフフ、まだ僕にはやるべきことがありましてね。地獄の底から舞い戻ってきましたよ」
隼人「や、やはり・・・」
綱吉「そんなことが・・・」
リボーン「あと考えられるのは、まさかな・・・」
なにか心当たりがあるのか、腕の中でリボーンは考え込む
隼人「１０代目！ここは俺に！！」
綱吉「だけど相手は・・・」
確かに相手は得体の知れない骸君の攻撃、これをどう切り抜けるのかな？
隼人「臨・兵・闘・者！！」
まさかの魔除けだった・・・
通用するとは思わないけど
ビアンキ(骸)「うっ、うう・・・」
なんとビアンキは苦しみだした
本当に効いてるのかな？
疑問に思いながらその様子を見守る
隼人「皆・陣・列！！」
綱吉「き、効いてる・・・」
ビアンキ(骸)「う・・・」
苦しみながらビアンキは倒れる
それからビアンキはピクリとも動く様子はない
綱吉「ビアンキ・・・ど、どうしよう」
『確かめてみたらどうだい？』
また僕の口が勝手に動き、綱吉君に催促する
おそらく僕も骸君に体を乗っ取られていると思うんだけど
でも、乗っ取ったのならどうして僕の体を使って攻撃しないんだろう？
僕が体を乗っ取られていることはまだ綱吉君は気づいていないから
骸君からすればいつでも隙をつけるはずなのに・・・
綱吉「でも、演技ってことも」
リボーン「わかんねーな」
綱吉「ビ、ビアンキ・・・」
恐る恐るビアンキに近づく綱吉君の後ろで隼人君は三叉槍を持つのに僕は気づいた
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