予言の死神は太陽と月の守護者 ⑥【家庭教師ヒットマンREBORN!】【07-GHOST】 (ページ44)

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家光「９代目はどこまで知っている」

『ボンゴレリングを巡って綱吉君ともう一つの勢力が争うこと。それだけ』

僕は自分用に入れたお茶を口にする

『でも・・・そっか、やっぱり間に合わなかったようだね』

ポツリと呟いた僕の声に気付いたか気づいていないかわからないけど

家光は話を切り出す

家光「ここ最近、オレは９代目とは会っていない。そんな中９代目は突如、真の後継をツナではなくザンザスにする動きを見せてきた」

今度は僕が目を丸くする番だった

『それは・・・本当なのかい？彼が後継者候補から外された理由は９代目が一番よく知っているはずだよ』

家光「そうだ。だからこそオレは今回の９代目の行動に疑問をもっている」

苦い顔をする家光に対して僕は眉をよせる

『これは・・・僕の用意した保険を使うかもしれないね』

家光「保険？」

家光の問いに僕は棚の引き出しから一枚の封筒を取り出す

そこにはボンゴレのエンブレムの朱印が押されている

『最悪の事態を予測して僕が９代目に用意してもらった９代目の勅命だ。もしもの時はこれを使って少しでもこちら側が有利な立場に立つ』

僕が見せた９代目の勅命が書かれた封筒に家光は苦笑を浮かべる

家光「やっぱり怖い奴だな、お前は・・・敵に回すと恐ろしく感じる」

『まあ、一応これがあるからには向こうにいいようにはさせないよ。ところで、綱吉君の守護者の候補は上がっているのかい？』

ボンゴレリングはそれぞれ守護者一人一つ与えられる

リングを二つ所有できる僕を除外して守護者は全員で七人

ボスである綱吉君を主体として残り六人のリングの所有者を見つけなければならないのだけど

家光「ああ。大体はお前でも予想ができるだろう」

家光が上げていく名前に僕は妥当な判断だと頷く

『うん、確かに僕の予想通りの人選だね』

家光「オレはこれからその候補者たちにリングを配っていく」

『じゃあ、霧だけは僕が渡しておくよ。相手が相手だからね、僕が勧誘したほうが彼も了承してくれると思うからね』

家光「わかった、頼む」

こうして僕は霧のハーフボンゴレリングを受け取り、すぐさまとある場所へと向かった

『うまく話が進めばいいんだけど・・・』