探偵社のあの子は衝撃の人物だったみたいです

3話（国木田side） ページ4

──ったく、あのジサツマニアは何処まで流されたんだ！
お陰で俺の理想が崩れたではないか




...ん？
彼処にいるのはAか？




国「おい！A」

『あ、国木田様、お疲れ様です』

国「嗚呼、おつかれ
任務の帰りか？」

『はい、今さっき任務が終わったところです
飼い猫ちゃんが見つかって良かったです』




そうか、Aの今日の任務は迷い猫探しだったな




国「そうか、よくやったぞ」

『へへへ〜
国木田様に褒められちゃった(*´ч`*)』

国(なんだ此奴可愛いな/////)
国「あ、それより太宰見なかったか」

『太宰様？
今日は一緒の任務の筈では？』

国「彼奴、いきなりいい川だと言ってまた川に流されてしまった」

『あはは...太宰様らしいですねwww』

国「全く...俺の理想が崩れた」

『どんまいですwww
...ん？彼処に居るのって太宰様じゃないですか？』

国「ん？...見つけたぞ太宰！！」






国「おォーい！
こんな処に居ったか唐変木！」

『太宰様〜また入水ですかァ？』

？「おー国木田君、Aちゃんご苦労様」

国「苦労は全てお前の所為だこのジサツマニア！
お前はどれだけ俺の計画を乱せば──」

？「そうだ君、良いことを思いついた
彼は私の同僚なのだよ
彼に奢って貰おう」

敦「へ？」

国「聞けよ！」

？「君 名前は？」

敦「中島.....敦ですけど...」




おおい！なんだかわからんが俺の金が無くなりそうだぞ




？「着いてき給え敦君
何が食べたい？」

敦「はぁ.....あの.....
茶漬けが食べたいです」

？「...ぷっ
はっはっは！
餓死寸前の少年が茶漬けを所望か！」

？「良いよ、国木田君に30杯位奢らせようwww」




おいおいおいおい！！！
何を勝手に言ってるんだ彼奴は！




国「俺の金で勝手に太っ腹になるな太宰！」

『国木田様どんまいですwww』

敦「太宰？」

？「嗚呼、私の名だよ
───私は太宰──太宰治だ」

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