13.アリスってお気楽? ページ19
「ったく、すごい時間経ったじゃない。」
私はブツブツ文句を言いながら森の小道を歩いていた。
ひとまず次は元の大きさに戻らないといけない。
で、次が私的最大の難問。
なんだって?
正解は青虫。
想像しただけで鳥肌がたつ。気持ち悪い
今思えば青虫って、蝶の赤ちゃんだから、あの青虫って子供なのかなあ?
ルイス・キャロルさんに聞かないとわかんないな。
今思えばアリスってすごい。
天然なのか?アリスは。
ウサギ穴に落ちても地理の勉強してたし、青虫見ても動じないし。
お気楽すぎない?
しばらく歩くときの子が見えてきて、水パイプの煙も漂ってきた。
う、ついに出会わないといけないのか。
私は恐る恐る声をかけた。
「あの、すみません・・・。」
青虫がこちらを向いた。
う、気持ち悪い。私の体全身に鳥肌が立った。
「どうした?」
「あ、あの、元の大きさに戻るキノコをください!」
青虫は少し考えた。
「ならこのキノコとこのキノコを持って行くが良い。これは大きくなるキノコと小さくなるキノコだ。」
青虫はパイプを吸いながら二つのキノコを指差した。
「交互に食べればちょうどいい大きさになる。」
「あ、ありがとうございます。」
私はそそくさとキノコをとるとお礼を言った。
さすがに青虫がいるところでは食欲が失せるので少し離れたところで食べることにした。
私はまず大きくなる方のキノコを食べる。
あれ?これ大変なことになる気が・・・。
光の予感は見事的中。
首だけがぐんと伸びてしまった。
「ぎゃあ!私ろくろっ首じゃん!」
私は思い切り叫んだ。
その途端、頭に痛みが走った。
「いったっ!」
何やら小鳥が私をつついている。どうやら巣を襲う外敵と間違えたらしい。
私は急いで小さくなるキノコを口に突っ込んだ。
すると私の体はみるみるうちに元の大きさになった。
「やっと関門クリア!!」
私はまたもう一度歩き出した。
また海斗と笑いあいたい。そんな気持ちだ私は歩き出した。
でもまだこの時、思っても見なかった。
この全ての話には裏があるのだと。
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西 - この方角に福があるはずです
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公爵夫人
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いちうさぎ - たいやき帝国さん» ありがとうございます!すっごい嬉しいです! (2019年6月3日 20時) (
レス) id: 28959445f3 (このIDを非表示/違反報告)
たいやき帝国 - いちうさぎさん» リク完了致しました!ご確認ください! (2019年6月3日 10時) (レス) id: c9d3db91be (このIDを非表示/違反報告)
いちうさぎ - みなさーん。コメントお願いしまあす!!(^-^)/ (2019年5月8日 18時) (レス) id: 28959445f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちうさぎ | 作成日時：2019年5月6日 17時
