【募集企画】薔薇の番を捕食者に【3L】

世界観 ページ1

昔々、ある若者が人魚の肉を食べて8000年生きました。
その8000年の間、その若者は【あるもの】を食べて不老長寿の力を保っていました。

その【あるもの】…それは人肉。

そして若者は多くの子孫を残し、生き絶えます。
子孫達に問題は無いように見えました。
けれどもその若者の体質は、後世に大きな影響を遺すことになったのです。

これは、この時代では当たり前に語られてる御話。

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この時代の名前は【水鞠】。
国の名前は【日之国】。
男女が学校に通い、働き、子孫を残し幸せになる。
そんな当たり前の世界。

唯、一つを除けば。

世界は２つの存在に別れている。

現在一番人口が多い【ニンゲン】

普通に生きて普通に死ぬのが大半だが、ある特殊なケースで死亡する場合がある。

それは、愛した人が【捕食者】だった場合。
【捕食者】と想いが通じあった瞬間に、体の何処かに白の薔薇の痣が浮かび上がる。
そしてその薔薇が紅く色付いたら。

【捕食者】に喰らわれるのである。


【捕食者】は比較的人口が少ない。

自分の愛する【ニンゲン】の痣が紅く色付いたら、その【ニンゲン】を食し、不老長寿を生きれる特性を持つ。


そんな【ニンゲン】と【捕食者】

その２つの種族が共存する学園がある。


それこそ【水鞠学園】


そこは、ニンゲンと捕食者が共存する唯一の場所だった。
ニンゲンと捕食者。
そんな危険な恋なんて、学園が許しても世間は許さない。


けれども彼らは、出会ってしまったのだ。

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