ゾム ページ23
暗殺業に足を突っ込んだんは生きるため
ただそれだけやった
次のターゲットはある国の王様
そう思って潜り込んで王様殺そうとしたら、急に音もなくダクトから出てきた男に呆気なく食い止められた
そいつは強くて、敵わへんって初めて思った
死ぬな、なんて思っていれば王様が言った
訓練させて引き抜こう
あほちゃうか？なんて思った
けど、此方が好都合
いつでも狙えるし、なんと言っても強いこの男に訓練してもらいなんて一石二鳥やん？
でも、ふと疑問に思った。なんで訓練させるんか
そんなん俺馬鹿やからお偉いさんの考え方なんて分からへんし、こういうときは聞くのが一番って知ってる
zm「なぁ、なんで俺を殺さへんの？」
ローリアという男は俺の方に振り向いて、静かに口を開けた
ロ「なんや急に、ミリオが決めたんやからしゃあないやん」
拗ねるように言うローリア、それに俺はもっと疑問を思う
zm「なんであの国王が決めた事なんて破れるのに従うん」
ロ「ミリオは強くて優しくてな、一番芯を持っとる男や！やからな」
首に短刀が当てられる
見えんかった、全然
ロ「お前を殺すこともミリオの命令一つで雑作もないんやで？」
ゾクッ、と背筋が凍る。まるで蛇に睨まれた蛙のように動くことが出来んかった
これまでの殺気を感じたことがない、もしかしたらこの男はずっと俺に殺気を向けてたかもしれへんけど、隠してたんか
ロ「殺気なんてもんは邪魔なもんでしかないねん、どんだけ僅かでも感じられたら終わりや
やけど、お前は素質があるしなあんな殺気を押さえられる奴なんて少ないし、そこは評価するけどな」
急に誉められたので少し呆気にとられる
こんな強い男を指揮下に修めているあの国王は侮れへんな
ロ「そうや、お前はどうしたいん？暗殺業やめて此処に入るんか、死ぬんか」
もっと教わりたいこともあるし、強くなりたい
その意志が強かった
zm「入る、だから教えて」
ロ「おん、決まったな？」
目の前の男は満足したのか俺の頭を撫でる
わしゃわしゃという撫で方は不器用やけど、なんかあったかかった
ロ「まずは教養からやな！」
zm「え、いやや！訓練してや！」
ロ「お前時々言葉可笑しいから教えたるわ！これも訓練や！」
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一縷(プロフ) - 朝焼けの風車。さん» わっ！水さん？ありがとう！静間さん相変わらず好きだね笑。ここまで読んでくれてありがとう！ヽ(*´▽)ノ♪ (2020年4月6日 20時) (
レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - ヨルナキさん» 返信遅れましてすみません！ありがとうございます！！出会い編誉めてくださり嬉しいです！読んでくださり感謝です！！(*´ω｀*) (2020年4月6日 20時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
朝焼けの風車。(プロフ) - 完結おめでとう！ログイン出来なくなってもうて名前変わったけど水月やよ！………相変わらず静間さんイケメンやね好き（悶え） (2020年4月6日 13時) (レス) id: db51cbca2d (このIDを非表示/違反報告)
ヨルナキ(プロフ) - 神作でした!!みんなの出会いが、ええですなー。(＾∇＾) (2020年3月25日 21時) (レス) id: 3168bfca25 (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - 47さん» ありがとうございます！！皆様のお陰さまですよ！(о´∀`о) (2020年3月25日 13時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一縷
| 作成日時：2020年3月1日 15時
