国王による人生途中からやり直し計画

会議 ページ10

「今から近戦部隊遠征会議を始める」


会議を始めると、全員の顔が強ばる


やって来てしまった会議


endへの第一歩であり、未来への一歩


これが成功すれば後はよく考えれば通過できるはずだ


最終手段はある


なるべく使いたくないものだが


kn「発言、宜しいでしょうか？」


「あぁ」


kn「今回の遠征に副体調のショッピを城に残す方針です」


宰相「何故ショッピ幹部を？」


kn「近戦部隊全員で行くにもそんなにもいらないと思うので」


宰相「他にも幹部はいますので全員で行っても問題ないのでは？」


kn「賊相手に近戦部隊全員で行くんですか？」


宰相「でも、アントレ村の村人が死んでいったのは毒薬と言われております

万が一にでも、コネシマ幹部。あなたが倒れてしまっては指揮を取る方がいないのでは？」


kn「其処は大丈夫やないですか？其処までうちの部隊はアホやないんで」


何故か宰相とコネシマが争っていた


どちらにも一理はあるし、前世の私は宰相の意見を通した


だが、今回は違う


宰相「モルト国王、其処はどう思いに？」


「私は今回の遠征を中止にする思いだ」


そう言うと、どちらも驚いたように目を見開く


kn「......何故ですか？」


「アントレ村の村人が大量に死んだ、それは事実だが毒殺とは真か？」


宰相「医者が言ったので間違い無いかと」


「賊を見た人はいるか？」


宰相「いいえ、夜に死んだ者が多いですが、誰も見なかったと」


「......病気は、毒にもなる」


宰相「......どう言う事ですか」


「何故病気と疑わない？何故感染症とも疑わない？」


宰相「医者が病気ではないと言うので.....」


「何故全てを信じる、賊を見た者もいないのに。戦いには全てに疑いをかけないといけない

医者が全てではない。医者も人間だ、間違えることもある

粗方、感染症の症状と毒の症状が似ていたのだろう」


宰相「何故そう言い切れるので？」


「あの村に何故賊が行くのだ？もっと栄えている街もある、しかも城下町に近いのに」


kn「確かに、城下町に近い街に賊は行かへんな」


コネシマが納得するように言う


「今回の遠征はアギーレ医師を送る」


宰相「ですがっ」


最終手段か.....


「私の言うことが聞こえないのか？」


そう言うと、宰相は黙る


「城にはしんぺい神医師を在住させておく」




以上会議は終わる、解散





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