馬車内 ページ8
今、私はトントンに説教なるものを受けている
いや、勝手に抜け出した私が悪いのだが
tn「貴方は一国の王です！失踪したとわかった瞬間、どれだけ心配したか」
何か母親みたいな口調になっている
子供を心配する親みたいな
gr「トントン、其処までにしとけ」
グルッペンがそう言うと、トントンは言葉を止める
少しの沈黙が馬車内で続く
gr「モルト国王、何故あんな行動を？」
グルッペンが真剣に私の目を見てくる
「.....軽率な行動ではあったが、私はこの目で自分の街を、国を見たいと思った」
gr「それならば護衛を着ければいいのでは？」
「護衛を着けては本来の街の姿が見れないと思ってな」
そう言うと、グルッペンはそうですか、と言い少し考えていた
gr「.......何故、急にそう言う風に思ったのですか？」
普通、あんな強情な国王が街を見たいと思うわけもない
しかも城を抜ける計画を立ててまでだ
「そうだな、このままではいけないと思ってな」
そう、全てが破滅への道になってしまう
前世で犯した事は、全て回避しなければならない
先ずは国民への印象
「私も色々と考えが変わってな」
gr「......なるほど」
納得はいかないか
だが、少しでも私の印象が変わればいい
それが目的なのだから
馬車が少しずつ止まっていく
どうやら着いたようだ
トントンが馬車の扉を開けてくれて、私は降りる
無駄に大きい城を見る
これからだ
これから全てを変えて行こう
もう過ちはしない
そう、私は城の前で誓う
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一縷(プロフ) - 悪さん» 教えていただきありがとうございます！！ (2019年11月6日 20時) (
レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
悪 - 副隊長が副体調になってるっすよ (2019年11月5日 20時) (レス) id: 43b391190f (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - リズさん» 大丈夫ですよ〜！ありがとうございます！！(*^^*) (2019年11月3日 10時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - すみません！一個前の質問を取り下げさせてくだい！小説をよく見ていませでした汗男性主ですね！これからも応援しています！更新頑張って下さい！ (2019年11月3日 3時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 更新お疲れ様です！モルト国王陛下のに一生ついていきたくなっちゃいました！こんなに素敵な作品に出会えてとっても嬉しいです！質問なのですがモルト国王陛下って男性ですか？これからも応援しています♪更新頑張って下さい(*′ω′)b (2019年11月3日 2時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一縷
| 作成日時：2019年8月11日 22時
