見つかった ページ7
「.....見つかったか」
さすがグルッペンだな
gr「声と瞳の色で分かりましたよ」
声は分かるけど、瞳の色で分かるのか？
店員「お待たせいたしました！」
店員さんが元気にケーキを渡してくる
それを受け取る
「見つかったなら帰るか」
gr「そうですね」
何故かグルッペンが敬語に戻ってしまう事が寂しくなる
別に普通に話してもらっても構わないのだが
私はウィッグを取る
見つかったなら別に隠さなくていいだろう
ウィッグを取ると、店内は大騒ぎ
急に客も店員も跪く
「顔を上げてくれ」
そう言うと、おずおずと全員上げる
「ただ私は街に遊びに来ただけなのだから、気軽に居てくれて構わない」
そう言うが、流石に気軽に居てくれないか
あきらめて帰るか
「グルッペン、トントン。帰るぞ」
gr「Yes,モルト」
tn「Yes,モルト」
私はマントを翻して店を出る
その瞬間、変装していた時とは違う雰囲気になる
街が静まりかっているのだ
私が来たからだろう
国王自ら街に来ることは極力なかった
執事に全て任せていたからな
まぁ、街にまずまず興味がなかった
だから国の情勢に弱かった
今後は情勢をしっかり見るつもりだが
街に出ると、護衛が何人か付く
それに幹部も
「そんなに護衛はいらないのだが」
tn「国の陽である貴方が狙われは困りますから」
そうか、と言って無言で歩く
馬車に乗る途中の道で、小さい子供が私の目の前を横切ろうとしたが転けてしまった
母親「ハル！！すみませんすみません、どうかこの子のお命だけは.....！！」
すがるように母親が懇願する
別に切り捨てる考えは最もなかったのだが
女の子に近づく
周りの反応が凍るように固まる
私は膝待つき、女の子の怪我を見る
「痛くないか？バイ菌が入っては病気になってしまう故、早く足を水洗いしてきなさい」
女の子の足に付いている砂を払い優しく言うと、女の子は笑顔でありがとうと言う
私も笑顔でどういたしまして、と言う
すると、少し周りの雰囲気も柔らかくなった
女の子は母親と足を洗いに行く
私はその後ろ姿を見て、馬車に乗った
母親か.....
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一縷(プロフ) - 悪さん» 教えていただきありがとうございます！！ (2019年11月6日 20時) (
レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
悪 - 副隊長が副体調になってるっすよ (2019年11月5日 20時) (レス) id: 43b391190f (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - リズさん» 大丈夫ですよ〜！ありがとうございます！！(*^^*) (2019年11月3日 10時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - すみません！一個前の質問を取り下げさせてくだい！小説をよく見ていませでした汗男性主ですね！これからも応援しています！更新頑張って下さい！ (2019年11月3日 3時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 更新お疲れ様です！モルト国王陛下のに一生ついていきたくなっちゃいました！こんなに素敵な作品に出会えてとっても嬉しいです！質問なのですがモルト国王陛下って男性ですか？これからも応援しています♪更新頑張って下さい(*′ω′)b (2019年11月3日 2時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一縷
| 作成日時：2019年8月11日 22時
