宰相と参謀の役割 ページ50
os「俺が........宰相、ですか？」
「あぁ、そうだ」
目の前にいるオスマンは開眼して驚いていた
深翠の瞳が動揺しているように微かに動いていた
オスマンが戸惑うのは結構稀だ
os「俺が、宰相に付けると本当にお思いになっているのですか？」
オスマンは不安げに語尾が少しずつ小さくなってくる
os「俺は外交官ですし、宰相とは王を支える重要な役割
それを一介の幹部が成り立つとは思いません」
オスマンはさっきの弱々しい言い方から、はっきりとした言い方に変わる
何故、そんなに謙虚になれるかが不思議でたまらない
「オスマン、私はお前の能力を評価して正当に検討をし、今お前に任せている
外交官をしていたからこそ他の国の情勢に強く
私を支えてくれると、私は信じている」
これは本心だ
私を信じてくれるのなら、私も相応の信頼をしないといけない
それが国と言うものだと私は思っている
それが綺麗事だろうが構わない
自分の信じる道を歩むことしか出来ないのが人間だ
os「本当にそう、思っているのですか」
オスマンはまっすぐ私を見る
「あぁ」
それに返すように目を反らさず返事をする
すると、オスマンはふっと気が抜けたのか肩の力を抜く
そして、跪く
os「このオスマン、宰相に選ばれ光栄です
それ相応の、いえ、それ以上の働きを約束致します」
「よろしく頼む、オスマン宰相」
os「Yes,モルト」
そう誓いを立てる
「でも、働きすぎて倒れるのは止めてくれ」
そう言うと、オスマンは声をあげて笑う
os「はい、心掛けます！」
「そうだ、敬語を止めてくれ」
そう言うと、笑いが止まり不思議そうな顔をする
os「何故、ですか？」
「全員に敬語で話されては私も気張ってしまう」
そう言えばオスマンはまた笑う
os「分かっためう！」
オスマンの独特な語尾
それは信頼の証だと、私は知っている
だから、その語尾を聞けて嬉しいと思うのは可笑しいだろうか
私もオスマンに釣られて笑ってしまった
ーーーーーーーーー
続編に移行します！！
此処まで来れたのも読者の皆様のお陰です！！
続編でもお願いします！！
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一縷(プロフ) - 悪さん» 教えていただきありがとうございます！！ (2019年11月6日 20時) (
レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
悪 - 副隊長が副体調になってるっすよ (2019年11月5日 20時) (レス) id: 43b391190f (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - リズさん» 大丈夫ですよ〜！ありがとうございます！！(*^^*) (2019年11月3日 10時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - すみません！一個前の質問を取り下げさせてくだい！小説をよく見ていませでした汗男性主ですね！これからも応援しています！更新頑張って下さい！ (2019年11月3日 3時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 更新お疲れ様です！モルト国王陛下のに一生ついていきたくなっちゃいました！こんなに素敵な作品に出会えてとっても嬉しいです！質問なのですがモルト国王陛下って男性ですか？これからも応援しています♪更新頑張って下さい(*′ω′)b (2019年11月3日 2時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一縷
| 作成日時：2019年8月11日 22時
