訪問 ページ42
今日はソリア伯爵令嬢が訪問する日
はぁ、とため息を溢してしまう
幹部には伝えており、多分幹部から兵に伝わっているだろう
今日護衛に付くのはグルッペンとオスマンらしい
丁度オスマンは外交から帰ってきており、暇になっていたらしい
すると、グルッペンはインカムから何かを聞いていた
gr「.....どうやらソリア伯爵令嬢とその兄が来たらしいです」
結構速い到着だな
昼頃から来ると思っていたが、昼前に着くとは
gr「今客室に通したらしいので、向かいましょうか」
重たい腰を上げて客室に向かう
ドアの前に着くが、気が重い
ソリア伯爵令嬢だけならまだしも、その兄も来るとは
前世ではこんな事無かったのにな
いや、ソリア伯爵令嬢は変わらないが
こんなに訪問しては来なかった筈だ
os「......入らないのですか？」
オスマンが不思議そうに言ってくる
考えすぎて突っ立ってたままだったな
扉を開けると、ソリア伯爵令嬢とその兄だろう
赤毛で糸目の男がにこにこと笑いながら座っていた
ソリア伯爵令嬢は私を見た瞬間、嬉しそうに頬を染めた
ソ「陛下！！」
ソリア伯爵令嬢が私に近づこうと席を立つが、それを赤毛の男が食い止めた
「ソリア、抱きついたらあかんで？」
そう赤毛の男が言う
ソ「はい、ナリオお兄様」
ソリア伯爵令嬢は大人しく座る
ナリオと呼ばれた男は満足そうに笑っていた
ナ「お初目に掛かります、ソリアの兄のナリオと申します。
お会いできて光栄です、我が陛下」
ナリオはうっとりとした目で私を見る
この目、何処かで......？
ナ「そうや、つまらない物ですが」
そう言ってお菓子が入った箱を渡してくる
グルッペンがそれを受け取り、念入りに調べる
ナ「そんな疑われるなんて酷いなぁ」
なんてカラカラ笑いながら一瞬グルッペンを睨むが、すぐに笑顔に戻る
気のせいか.......？
ソ「お兄様ばかり陛下と話されるなんて！ズルいですわ！」
そう言って頬を膨らませる
普通なら可愛いらしいのだが
「......オスマン、お茶を淹れてくれないか」
os「了解」
そう言ってお茶を淹れ始める
「で、此処に来た用件はなんだ」
ソ「用件が無くても会える関係に私はなりたいですわ」
ソリア伯爵令嬢はニコッと笑う
これは、帰ってもらうのに骨が折れそうだ
飢饉が近いから速く済ませたいのだが
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一縷(プロフ) - 悪さん» 教えていただきありがとうございます！！ (2019年11月6日 20時) (
レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
悪 - 副隊長が副体調になってるっすよ (2019年11月5日 20時) (レス) id: 43b391190f (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - リズさん» 大丈夫ですよ〜！ありがとうございます！！(*^^*) (2019年11月3日 10時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - すみません！一個前の質問を取り下げさせてくだい！小説をよく見ていませでした汗男性主ですね！これからも応援しています！更新頑張って下さい！ (2019年11月3日 3時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 更新お疲れ様です！モルト国王陛下のに一生ついていきたくなっちゃいました！こんなに素敵な作品に出会えてとっても嬉しいです！質問なのですがモルト国王陛下って男性ですか？これからも応援しています♪更新頑張って下さい(*′ω′)b (2019年11月3日 2時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一縷
| 作成日時：2019年8月11日 22時
