毒 ページ37
今日は夕飯時に時間があった
いつもは一人で食べるが、食堂に行ってみたかった
部下達と親交を深めるのと普通に庶民的な味わいが恋しい
来世では食堂はよく行っていたものだ
今では豪華な食事ばかりで胃が凭れる
うどんやカツカレー
思い浮かべば浮かぶほど、腹が減ってくる
だが、流石に兵と同じ食堂では駄目だとグルッペンに言われた
何で必死に言っていたのか不思議だが
多分私が意地でも行こうと思っていたのが分かったらしい
グルッペンに幹部専用の食堂なら良いと言われた
まぁ、いいか
なんて思いながら幹部専用の食堂に着く
扉を開けると、全員が跪いていた
「顔を上げてくれ、堅苦しいのが止めてくれ。食事まで厳しくするのは嫌だろう？」
そう言うと、コネシマは笑いだした
kn「はっはっは！そうですね！」
syp「コネシマさん、斬られますよ？」
kn「陛下は寛大な心の持ち主や、斬るわけないやろ？別にええって言ってたやん」
コネシマは理解するのが速いな
別に食事くらいは無礼講でいいのだが
gr「陛下は何を食べますか？」
どうやら幹部専用の食堂では食べたい物を言えば何でも出してくれるみたいだ
私の食事はいくつもの毒味をされて冷めたものが運ばれてくる
少し寂しい食事だ
「そうだな、暖かい面のがいいな。和食にしよう」
久し振りにみそ汁が飲みたい
我々国は日本に近い食文化、言葉も関西弁
私にとっては馴染み深い物ばかりだ
tn「陛下、此方にお座りください」
トントンは私の意思を汲み取ってか、所謂誕生日席ではなく人と人の間の席に座る
左がゾムで、右がトントンだった
久し振りに食事をするときの隣が居る
皆わいわい騒いでいた
私が頼んだ和食が目の前に置かれる
全員もうすでに食べていた
私は頂きます、と言ってみそ汁を口に含む
あぁ、暖かい
染みるなぁ、なんておっさんくさい事を思う
zm「陛下陛下！これいります？」
そう言って肉を私の皿に置く
「あぁ、ありがたくもらおう」
何故か量が多いように見えるな
tn「ゾムさん！？それは流石に駄目じゃないっすか！？」
kn「ゾム！陛下に食害はあかんわ！！？」
食害.......？
zm「ええやんええやん！」
ゾムはニカッと笑っていた
楽しいな
そう思いながらお茶を飲む
にがっ......い？
そう思った瞬間、自分の意思とは反対に体が倒れる
かひゅっ、と口から音が漏れる
目の前が真っ暗になる
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一縷(プロフ) - 悪さん» 教えていただきありがとうございます！！ (2019年11月6日 20時) (
レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
悪 - 副隊長が副体調になってるっすよ (2019年11月5日 20時) (レス) id: 43b391190f (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - リズさん» 大丈夫ですよ〜！ありがとうございます！！(*^^*) (2019年11月3日 10時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - すみません！一個前の質問を取り下げさせてくだい！小説をよく見ていませでした汗男性主ですね！これからも応援しています！更新頑張って下さい！ (2019年11月3日 3時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 更新お疲れ様です！モルト国王陛下のに一生ついていきたくなっちゃいました！こんなに素敵な作品に出会えてとっても嬉しいです！質問なのですがモルト国王陛下って男性ですか？これからも応援しています♪更新頑張って下さい(*′ω′)b (2019年11月3日 2時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一縷
| 作成日時：2019年8月11日 22時
