騒ぎ ページ24
書類を進めていた
トントンに負担を掛ける訳にはいかなく、頭を悩ます
サボる幹部がいるらしい
それをどうにかしたいが、トントンでもできないなら私にも無理だろう
だが、トントンが無理をするのは駄目だな
少し、書記員を増やすか
紙にさらさらと書いていく
椅子ばかり座らせては体が鈍るだろう
そう考えていると、急に部下がノック無しに入ってくる
いつもなら顔を真っ青にして頭を下げるが、それどころでは無いらしい
部「ソリア伯爵令嬢が.......！」
部下は何と言っていいか分からない顔をしていた
粗方予想はつく
前世でも何度も何度も来た
計画を立ててからは初めてだが、めんどくさいことには変わらない
「今行く、と伝えてくれ」
それを言うだけで少し収まるのだ
部下が走って行く
はぁ、とため息を溢す
さぁ行くかと腹を括る
行かなければ部下達に迷惑が掛かる
ソリア伯爵令嬢を止めているのは幹部たちだろうし
階段を降りていく脚が重くなる
こんなに毛嫌いしているわけはありすぎて困る
ソ「陛下ぁ！」
猫撫で声で私の腕に引っ付いてくる
幹部達は少し顔を歪める
gr「ソリア伯爵令嬢、陛下にそれ以上近づいては......」
ソ「何？私に逆らうの？」
ついさっき私に見せた顔とは違う、睨み付けるようにグルッペンを見る
流石に部下にそんな顔をされては腹が立つ
「ソリア伯爵令嬢、動きにくいので離れてもらうと嬉しい」
そう言うと、少し寂しそうな表情をした後離れる
「何の用事で来た？」
ソ「用事が無いと来ては駄目なんですか？」
少し上目遣いで私を見る
だが、今はどうにも早く帰ってほしい気持ちが強い
「私も暇では無い。ソリア伯爵令嬢に使う時間など無いに等しいだろう」
ソ「なら、時間がある時に参りますわ！夜など......」
ポッと顔を赤らめる
「睡眠を削る程の価値がお前に在るとは思えない」
言い方はきついが、これで離れてくれるなら本望
ソ「そんな事を言われても、私は貴方に会いたいのです！」
これは駄目だな
「速くお帰り願う、部下の仕事の妨げになってしまうからな。それに私も仕事が残ってる」
ソ「えぇ！分かりましたわ、ではまた後日訪れますわ」
そう言って長い赤毛の髪を風に靡かせ去っていく
どう対処したものか
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一縷(プロフ) - 悪さん» 教えていただきありがとうございます！！ (2019年11月6日 20時) (
レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
悪 - 副隊長が副体調になってるっすよ (2019年11月5日 20時) (レス) id: 43b391190f (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - リズさん» 大丈夫ですよ〜！ありがとうございます！！(*^^*) (2019年11月3日 10時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - すみません！一個前の質問を取り下げさせてくだい！小説をよく見ていませでした汗男性主ですね！これからも応援しています！更新頑張って下さい！ (2019年11月3日 3時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 更新お疲れ様です！モルト国王陛下のに一生ついていきたくなっちゃいました！こんなに素敵な作品に出会えてとっても嬉しいです！質問なのですがモルト国王陛下って男性ですか？これからも応援しています♪更新頑張って下さい(*′ω′)b (2019年11月3日 2時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一縷
| 作成日時：2019年8月11日 22時
