図書館 ページ12
書類が終わり、図書館に向かう
実は言うと、初めてかもしれない
前世で行ったことが無かったのだから
図書館の前に行くと、幹部のエーミールが待っていた
大方、グルッペンがエーミールに言ったのだろう
em「国の陽、モルト国王」
エーミールはそう言って跪く
「顔を上げてくれ」
そう言うと、エーミールはゆっくりと上げる
em「本日はどういうご用で？」
「ただ気ままに本を読みたいと思ってな、気にしないでくれ」
em「Yes モルト」
エーミールは下がっていく
こう、部下との会話が少ないと悲しいものだな
来世、私が生まれ変わった世界では部下とはよく飲みに行ったり旅行に行ったりしたものだ
適当に気になった本を選んで手に積み重ねていく
政治の本、戦略の本、等々
本を机に置き、エーミールを呼ぶ
「エーミール」
em「え、あ、はい？」
戸惑いながら返事をしてくれた
今日一日は本の虫になるつもりだから
「おすすめの本はあるか？」
em「おすすめの本？......そうですね」
そう言ってエーミールは探しに行く
図書館は広い、其処に3階まで本棚がびっしり詰まれている
だが、すぐに戻ってきた
em「これ、ですかね」
エーミールが一冊の本を持ってくる
「ほう、小説か」
em「凄く面白い本なので、おすすめです」
エーミールが心配そうに言う
「ありがとう、読ませていただく」
題名からして面白そうだな
そうだ
「帰ってくるのが速かったが、何処にあるのか覚えているのか？」
そう聞くと、少し悩んだ末答えた
em「そうですね、全てとは言えませんが」
それは驚きだ
この膨大な量の本を覚えているのか
「凄いな、私は凄い部下を持ったものだ」
素直に嬉しい
こんな優秀な部下を持っていたのに、気づかないなど
少し自分に笑ってしまう
「エーミール、時々此処に来てもいいか？」
em「きょ、許可などいりません......！是非！」
エーミールは嬉しそうに言う
その姿を見て、私は微笑む
城の事を少し知れた
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一縷(プロフ) - 悪さん» 教えていただきありがとうございます！！ (2019年11月6日 20時) (
レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
悪 - 副隊長が副体調になってるっすよ (2019年11月5日 20時) (レス) id: 43b391190f (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - リズさん» 大丈夫ですよ〜！ありがとうございます！！(*^^*) (2019年11月3日 10時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - すみません！一個前の質問を取り下げさせてくだい！小説をよく見ていませでした汗男性主ですね！これからも応援しています！更新頑張って下さい！ (2019年11月3日 3時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 更新お疲れ様です！モルト国王陛下のに一生ついていきたくなっちゃいました！こんなに素敵な作品に出会えてとっても嬉しいです！質問なのですがモルト国王陛下って男性ですか？これからも応援しています♪更新頑張って下さい(*′ω′)b (2019年11月3日 2時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一縷
| 作成日時：2019年8月11日 22時
