一息 ページ11
「ふぅ......」
会議が終わり、一息つく
会議とは本当に疲れるものだ
執事が淹れてくれた紅茶を飲む
紅茶は砂糖だけ淹れるが、牛乳を入れるのも好きだ
そう思いながら、手帳を開く
鍵が付いており、私以外が開けられないようになっている
その手帳の中身は、これから起きる出来事を書いている
いつ記憶からなくなっても可笑しくないからな
アントレ村事件は終わった
アギーレ医師が見つけてくれるだろう
安心していいと私は思う
次の事件が無ければもっと安心できるものだが
手帳を見る感じ、まだ前世の記憶は覚えているな
飢饉
冬になると、この国に飢饉が起こる
其処で前世の私は国民から税金を巻き上げる
貴族から圧が掛かったからな
こう見ると、事件が沢山起こってるな
いつも私は国民を苦しませてしまう
国民こそ国の宝なのにな
ため息を付きたくなる
前世の愚弄を振り返っていると、ノック音が聞こえる
慌てて手帳に鍵を漬けて、引き出しに入れる
gr「モルト国王、グルッペンです」
「入れ」
gr「失礼します」
グルッペンが何枚かの書類を持って入ってくる
gr「国の陽、モルト国王。書類を持って来ました」
「其処に置いてくれ」
グルッペンは失礼しますと言って私の目の前に置く
見る限り、アントレ村の報告書か
パラパラと見る
まだ何かは断定できないが、どうやら感染症の説の方が濃いらしい
真相に近づいて行くのは嬉しいな
gr「......発言宜しいでしょうか？」
「許可をする」
gr「......感染症などの疑いはいつからお持ちになったのですか？」
グルッペンが疑問を言ってくる
痛いところを突かれたな
「そうだな、他の事件書を見ると同じ事例が書いてあった。原因は感染症だったからだ
私は会議では可能性、推理を言ったまでだ」
グルッペンは納得いかないような顔だ
gr「本はよくお読みに？」
「あぁ、本は自分の思考を広げてくれるいい教科書だ」
いきなり、よく分からない質問をしてくる
「また後で図書館には行こうとは思うが」
城には図書館がある
国の全ての本が集まってると言っても過言ではない
前世では一回も行ったことが無いが
gr「......そうですか、では私は失礼します」
グルッペンは礼をし、考えながら部屋から出ていく
書類をし終わったら図書館に行こうか
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一縷(プロフ) - 悪さん» 教えていただきありがとうございます！！ (2019年11月6日 20時) (
レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
悪 - 副隊長が副体調になってるっすよ (2019年11月5日 20時) (レス) id: 43b391190f (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - リズさん» 大丈夫ですよ〜！ありがとうございます！！(*^^*) (2019年11月3日 10時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - すみません！一個前の質問を取り下げさせてくだい！小説をよく見ていませでした汗男性主ですね！これからも応援しています！更新頑張って下さい！ (2019年11月3日 3時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 更新お疲れ様です！モルト国王陛下のに一生ついていきたくなっちゃいました！こんなに素敵な作品に出会えてとっても嬉しいです！質問なのですがモルト国王陛下って男性ですか？これからも応援しています♪更新頑張って下さい(*′ω′)b (2019年11月3日 2時) (レス) id: 89f8994530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一縷
| 作成日時：2019年8月11日 22時
