ヤクザ、出掛ける ページ6
俺はいつもより早く支度をしていた
まだ浅く日が昇っているあいだ、日よりも早く動いていた
理由は買い物をするためだ
こんな朝早いのか思うだろう
朝が早いのは紫羽組がよく行く店が開いて閉まるのが朝のうちだからだ
何故あんなに朝が早いんかは知らんけど、まぁいい服ばっかやから気にしいひんけど
支度が終わり、子供達を起こす
ゆっくりと寝させたいけど、今日は仕様がない
重たそうな瞼を開け、俺を見てくる
その瞳に日が当たりキラキラと輝いていた
「おはよう」
俺は優しく笑顔で言う
それに答える子供達
「今日は買い物に行くで」
用件を伝えると、子供達は不思議に見つめてくる
tn「何で、買い物を？」
まだ幼く高い声が聞こえる
「お前達の服やら日用品とか買うねん、ついでに欲しいもんあったらいいや？」
こくこくと首を縦に降る子供達
その姿が可愛らしく、つい笑ってもうた
暫くすると準備が出来たんか、とことこと俺の方に歩いてきた
「よし行こうか」
手を差しのべれば遠慮がちだが、トントンとグルッペンが繋いでくる
「オスマンは繋がんのか？」
os「腕三本なんてないやろ？」
そうやな、なんて言いながら笑う
「なら、肩車したるわ！」
そう言ってオスマンを肩車する
オスマンは戸惑いながらも乗る
gr「なっ.....！オスマン！ずるいゾ！」
グルッペンが羨ましそうにオスマンを見る
トントンもそわそわしていた
「交代な、次は誰が乗るか二人でじゃんけんでもして決めな？」
そう言うとすぐにじゃんけんする
どうやら勝ったんはトントンらしい
グルッペンの落ち込みようがすごかった
店に着き、扉を開ける
中は白と黒で宝石のようなシャンデリアが輝いていた
店員「！日向様！」
「久しぶりやなぁ」
店員は笑顔で寄ってくる
店員「今回はどのようなご用件で？」
「この子らの服を見積もって欲しいんや」
そう言うと店員は張り切るように返事をする
子供たちと話ながら待ってると、何着か持ってくる
和服と洋服、どっちも
中には絶対可笑しい軍服があった、まぁ俺は突っ込まへんからな
それを全て買い、帰路に着く
「そうや、商店街に寄っていかへんか？」
gr「商店街？」
「知らんのか？商店街はな、活気が溢れてて笑顔が絶えへん所や」
行ってみるかと言うと、子供達の瞳は好奇心で溢れていた
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心持ち - ずっと待ってます!! (2020年8月14日 2時) (
レス) id: 6c4e6d0421 (このIDを非表示/違反報告)
心持ち - 更新待ってます!ゆっくりでいいので必ず、絶対更新してください!（上から目線ですいません土下座）そしてこの作品とても好きです!話に行き詰まらなくなったら頑張って下さい (2020年8月14日 2時) (レス) id: 6c4e6d0421 (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - カランコエさん» 話に息詰まって更新は今のところはしていませんが、必ず！また更新しますので暫しお待ちください！この小説を見てくださりありがとうございます！！(*^^*) (2020年4月22日 15時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
カランコエ(プロフ) - まだ、この小説を書いていますか？書いているのなら、更新等大変だと思いますけど頑張ってくださいね！面白い話をありがとうございます。 (2020年4月22日 15時) (レス) id: 6a8b756810 (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - ルンバさん» いえいえ！此方こそコメントありがとうございます！(о´∀`о)凄く嬉しいです！ (2019年9月9日 20時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一縷
| 作成日時：2019年6月5日 6時
