嘘も方便 ページ28
gr「と、敵はそう思ってるだろうな」
「え？何が？」
お茶会中、少し考えていたグルッペンは急にそんな事を言い出した
暁は口に含んでいたカモミール茶を飲み込み、不思議そうに返した
gr「いや、暁。探偵社に戻りたいか？」
グルッペンはそう暁に聞いた
暁は少し目を見開いた後、笑いだした
「何言っとんや、俺がお前らを置いてどっか行くと思っとるん？そんな訳ないやん」
暁は目を細めてグルッペンを見た
gr「あぁ、知ってた」
グルッペンは少し口角を上げながら分かっていたかのように茶を一口飲む
「俺は此処が好きやねん、グルッペンは俺の事嫌いなんか？」
gr「いいや、好きだ」
「んおぅ、何か告白みたいやな」
暁はふざけながらも居心地さを感じていた
やっぱり、俺には此処しか居場所はないわぁ
なんて心の中で思っていると、急に頭を撫でられる
「セットした髪の毛が崩れてまうわぁ.......」
そう暁は嫌味を言うが、満更でもなさそうに耳を赤くさせている
gr「俺がお前を手放すわけがない、ずっとこの先も。年上に甘えとけ」
グルッペンは何時もの好戦的な笑みではなく、ただ本心からのふわりと笑った
暁も心がじんわりと温かくなり、んふふっと手で口を抑えて笑った
os「はえ〜、ほのぼのしてるめう〜」
オスマンが自分用の紅茶を片手に空いている椅子に座った
em「折角の数年振りのお茶会なんですし、仕事の話はやめませんか？」
エーミールは側で紅茶とケーキを持ってそれぞれの前に置いていく
「エーミール、紅茶！」
em「はいはい」
暁はずいっとエーミールにカップを渡す
それをエーミールは受け取っておかわりを淹れていく
gr「そうだな、それにしても天気がいいな」
グルッペンは空を見上げ、そう言った
os「お茶会日和めう！ひとらんらんのお花も輝いてるめう！」
「相変わらず綺麗に育てとるなぁ」
その本人のひとらんらんは花に水を上げている所だ
前の景色と結構違ってはいるが、人は変わらない
それが心地がいい
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ーーー - やばーーーー面白すぎる! (3月9日 3時) (
レス) @page35 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
よくねたしおだおぉぉぉぉ！！！ - え、、、めっちゃすごい(語彙力低下中)キャラ達の名言っていうかひとつひとつすごいな、、これはすごい、((((文スト×wrwrdでこんなに面白い作品はじめてです！めっちゃ好き！更新待ってます！！！ (2022年1月5日 8時) (レス) @page35 id: a2762c3708 (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - きららさん» ありがとうございます！！そうなんですか！？初耳です、教えていただきありがとうございます！ (2020年4月29日 16時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - とても面白いです！文ストとwrwrdの作品でこんなに面白いの初めてです…！後、キーワードの「我々だ」って「wrwrd」に変えた方がいいですよ…!前ちょっとそういうので本人様に見られてるんで…！ (2020年4月29日 13時) (レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
一縷(プロフ) - わんわんさん» 最近始めたんですか！占いツクを存分に楽しんで下さいね！(*^^*) (2020年4月28日 18時) (レス) id: 8b4c95c75f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一縷
| 作成日時：2019年11月17日 16時
