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□89話■ ページ29

□Aside■






A「な、何したんですかあたし!?」

和也「じゃあ、思い出す?」





二宮さんはそういうと、意地悪な笑みを浮かべたまま

一歩、また一歩と、ジリジリこっちに近づいてくる。



ちょ、な、何この状況。





A「な、何するつもり…ですか?」

和也「ん?身体は覚えてるかなぁと思って」

A「身体!?///」

和也「昨日と同じこと、しよっか」





ジリジリと近づいてくる二宮さんに合わせ

あたしも遠ざかり、一定の距離を保つ。




近づいてくる二宮さんの顔は

笑顔だけど、目が笑ってない。




な、なんか…






A「なんか、怒ってます?」

和也「別に?」ニコッ






ひぃー、怒ってるー( ;∀;)





A「一回!落ち着きましょう!」

和也「お前がな」

A「待って、やだ!!」

和也「やだって貴方(笑)」





背中にトンッと固いものが当たったかと思うと

もう部屋の隅まで追い詰められていて。




二宮さんの妖美な笑顔が

すぐそこまでおいでなさった。




やばい…まじでやばい。





和也「本当に何も覚えてないの?」

A「はい…」

和也「ふーん。…なんか今身体だるくない?」

A「えっ、なんで知って…」

和也「そりゃ昨日は、激しかったからねぇ」

A「!?」

和也「すげーないてて、可愛かったよ?」

A「!?!?」





激しい!?鳴いてた!?

え、でも服着てる!←更に混乱





これは…あれなのか!?

一夜の過ちの、記憶がないバージョン…!?!?




唖然としていると、二宮さんの手が伸びてきて

頰に触れるから、身体がびくってする。





A「ちょっと待って!」

和也「無理」

A「昨日のことは忘れましょう!?」

和也「やだ」






あたしの言葉なんか全く聞かず

どんどん二宮さんの顔が近づいてきて




何が何だかもうわからず

目をギュって閉じた。







和也「…ふっ」






でも、落ちてきたのは

キスじゃなくて、二宮さんの笑い声で。




目を開けて、パッと彼の方を見ると






A「…へ?」

和也「何想像してんの?えっち」






ってあたしのことを、嘲笑うから







A「…こんの…変態っ!!」

和也「うぉっ!」







本日二度目の、突き飛ばしをかましてやった。

□90話■→←□88話■



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設定タグ:二宮和也 , , 爽歌。   
作品ジャンル:恋愛
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爽歌。(プロフ) - ににょちーろさん» コメント有難うございます!そんな風に言っていただけて、とても嬉しいです…!!機会があれば、是非書かせていただきますね(*´-`) (2017年6月3日 18時) (レス) id: c1e035cb77 (このIDを非表示/違反報告)
ににょちーろ - 爽歌さん!めっちゃくちゃ面白いです。このお話♪1〜3まで早いペースで読んじゃうくらい面白いですよ!本当に(-^〇^-)!これからも応援してますほかの作品も書いてほしいなぁ〜!。なんて、、 あ、コメントは返していただかなくても結構です!  (2017年6月2日 21時) (レス) id: 2efc655b00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:爽歌。 | 作成日時:2017年5月23日 0時

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