□63話■ ページ3
□Aside■
近くにあったクッションでお腹を叩くと
そこを抑えてむーって顔をされた。
A「二宮さんは？」
和也「ん？」
A「誕生日」
和也「んー、忘れた」
A「んなわけないでしょ(笑)」
二宮さんは、えーって顔すると
頭をポリポリかきながら口を開く。
和也「んとね、6月17日」
A「…え？6月？」
和也「そ、6月」
A「過ぎちゃってる…」
和也「絶対そーいうと思った(笑)」
あたしが落胆してるのを見て
ケラケラと笑う二宮さん。
お祝い、したかったな…
もっと早く聞いておけばよかったと、今更後悔する。
和也「いんだよ、俺の誕生日なんて」
A「よくない…」
和也「それより、何欲しい？」
A「え？」
和也「プレゼント」
当たり前のようにそう言う二宮さんに
慌てて首を横に振った。
A「も、貰えないです！」
和也「なんでよ」
A「だってあたし、何も渡せてない…」
和也「それなら貰ってる、沢山」
A「えっ何…」
聞こうとしたら、二宮さんの手が伸びてきて
ふわっと髪を撫でられる。
その優しい顔に
また脈が、速くなる。
A「…」
和也「急に、おとなしくなった(笑)」
A「煩いっ…//」
和也「前は全然照れなかったのに、最近反応いいね？」
A「えっ、嘘⁉」
和也「ほんと。俺のこと、意識してる？」
A「なっ///」
和也「ふふ(笑)」
嬉しーなーって
そうやってまた、眉を下げて微笑む。
そんな優しい顔、反則だもん。
嫌でも、あたしのこと好きなんだって
伝わってきちゃうじゃん…
どんな反応すればいいか、困ってしまう。
和也「あ、俺の事知りたいんでしょ？」
A「？はい」
和也「じゃあ一個教えてあげる」
A「え、なんですか？」
そう言うと、二宮さんはニコッて笑って
和也「好きな人は、目の前にいる子」
って。
この…女ったらしめ。
A「それは…知ってます」
和也「あ、ちゃんと自覚してるんだ？」
A「もう…」
和也「じゃあ、具体的に何処が好きかも教えようか？」
A「恥ずかしいんで、勘弁して下さい…」
和也「(笑)」
急にきた甘々タイムに体を小さくしてると
二宮さんは、楽しそうにクククって笑った。
こんな事を繰り返してると
いつかあたしの心臓壊れちゃいそう。
そうなったら、それは
絶対二宮さんの所為だ。
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爽歌。(プロフ) - ににょちーろさん» コメント有難うございます！そんな風に言っていただけて、とても嬉しいです…！！機会があれば、是非書かせていただきますね(*´-`) (2017年6月3日 18時) (
レス) id: c1e035cb77 (このIDを非表示/違反報告)
ににょちーろ - 爽歌さん！めっちゃくちゃ面白いです。このお話♪1〜3まで早いペースで読んじゃうくらい面白いですよ！本当に(-^〇^-)！これからも応援してますほかの作品も書いてほしいなぁ〜！。なんて、、 あ、コメントは返していただかなくても結構です！ (2017年6月2日 21時) (レス) id: 2efc655b00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽歌。
| 作成日時：2017年5月23日 0時
