□73話■ ページ13
□Aside■
貴方が好きです。っていう言葉は
いつ伝えるべきなんだろうか？
.
和也「あっ…くっそ…」
テレビゲームに夢中になっていた二宮さんが
ぐあーってその場に寝っ転がる。
洗濯物をしていて状況をみてなくても
あ、ゲームオーバーね。
って認識。
っていうことは、だ。
和也「…ねぇわんこ」
ほら、きた。
A「やです」
和也「何も言ってねーじゃん」
A「どうせ対戦でしょ！？」
ゲームが上手くできなくてムカムカする時
あたしと対戦することで気持ちをスッキリさせるらしい
と、最近気づいた。
その度にあたしは
まぁ…世に言う、フルボッコにされる訳で。
和也「何？負けるの怖いの？」
A「怖くなんかないですよ！」
和也「ふぅん…怖いんだ？」フッ
A「…駆逐してやる」←まんまとのせられる
和也「っしゃー」
あたしだって何回も付き合わされてるお陰で
確実に進化を遂げているはずだ。
見てろ、今にぶっ倒してやる！
…と、意気込んだはいいものの
人生そんなにうまくいくはずはない。
A「あぁ、ちょっと待って！」
和也「だめ」
A「あっ！あぁ〜〜！！！！」
和也「よわっ(笑)」
いともあっさりと駆逐返しをされ
手加減というものを知らない悪魔は、嬉しそうに笑った。
いつになったら実力の差が埋まるんだろう…
和也「じゃ、お決まりの罰ゲーム」
A「…その罰ゲーム制度やめません？」
和也「それじゃわんこが伸びないじゃん」
A「あたし、褒められて伸びるタイプです」
和也「結局罰ゲームになるってわかってて、のってくるお前が悪い」
A「ぐぬ…」
そりゃそうだ…何も言い返せない。
でもあたしをのせてくるのは、二宮さんですけどね。
和也「何にしよっかなー」
A「…」
和也「んじゃ、俺眠いから、膝枕して？」
A「えっ！」
何を言いだすかと思ったら！と驚いている間に
ふわっと、膝に重くのしかかった彼の頭。
二宮さんの後頭部しか見えなくて
ふわふわした髪の毛が
あたしの膝にかかって、くすぐったい。
ていうか…膝枕って
意外に恥ずかしい…
A「…」
和也「急に静かですね？」
コロンと寝返りを打って
二宮さんの可愛い顔が、こちらを向いた。
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爽歌。(プロフ) - ににょちーろさん» コメント有難うございます！そんな風に言っていただけて、とても嬉しいです…！！機会があれば、是非書かせていただきますね(*´-`) (2017年6月3日 18時) (
レス) id: c1e035cb77 (このIDを非表示/違反報告)
ににょちーろ - 爽歌さん！めっちゃくちゃ面白いです。このお話♪1〜3まで早いペースで読んじゃうくらい面白いですよ！本当に(-^〇^-)！これからも応援してますほかの作品も書いてほしいなぁ〜！。なんて、、 あ、コメントは返していただかなくても結構です！ (2017年6月2日 21時) (レス) id: 2efc655b00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽歌。
| 作成日時：2017年5月23日 0時
