□71話■ ページ11
□Aside■
A「ぬぁあー…」
2限が終わった教室から周りの人が出て行く中、
あたしは1人、席でうなだれていた。
大学の講義なんて、元からつまらないもの多いのに
こんなことがあった後に、頭に入るはずがない。
今の一時間、何やってたか
さっぱり覚えてないよ…
トモ「どしたー！」ポンッ
背中を叩かれて顔を上げると
トモはあたしの前の席に腰をかけていた。
今日のトモはピンク系のメイクで、全体的に可愛い系。
お弁当を広げ始めたトモに続いて
あたしも持ってきたお昼ご飯を取り出す。
A「ちょっと…ね…」
トモ「何？二宮さん？」
A「え！？」
トモ「えっ、当たり？やった〜」
そんなにわかりやすかった？ってくらい
あっさりと見破られるあたし。
そこに、何々〜？ってカナが合流してきて
ノッてきたトモが、ニヤニヤしだす。
トモ「Aが、二宮さんと何があったんだって！」
カナ「えっ！なんだよ！」
A「いや、でも…」
トモ・カナ「早く！」
A「はい(((((°°;)」
恋バナになると、女子って強い。
2人の圧力に負けて、話の一部始終を打ち明けた。
二人は手で口を覆いながら
ひたすら無言で聞いた後
トモ「えっ、やばい！」
カナ「やばーい！！」
何故か二人で手を取り合って
やばい合戦を繰り広げる。
2人の語彙力もやばいよ？
カナ「その貰ったネックレス持ってる？」
A「今、つけてる」←見せる
トモ「えっ可愛い〜…しかもこれ、5℃のじゃない？」
A「5℃？」
トモ「有名なブランドだよ」
そ、そうなんだ…
高いのかなぁとは思ってたけど…
カナ「でも付き合ってないの？」
A「え？うん」
カナ「なんで？」
A「なんでって？」
カナ「え、だって好きなんでしょ？」
いきなりそんな事を聞かれたもんだから
一瞬で思考が停止してしまって
そんなあたしを見たカナは
身を乗り出して、もう一度はっきりと。
カナ「二宮さんのこと、好きなんでしょ？」
って。
あたし、二宮さんのこと
好き………？
.
………………………なのかな？
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爽歌。(プロフ) - ににょちーろさん» コメント有難うございます！そんな風に言っていただけて、とても嬉しいです…！！機会があれば、是非書かせていただきますね(*´-`) (2017年6月3日 18時) (
レス) id: c1e035cb77 (このIDを非表示/違反報告)
ににょちーろ - 爽歌さん！めっちゃくちゃ面白いです。このお話♪1〜3まで早いペースで読んじゃうくらい面白いですよ！本当に(-^〇^-)！これからも応援してますほかの作品も書いてほしいなぁ〜！。なんて、、 あ、コメントは返していただかなくても結構です！ (2017年6月2日 21時) (レス) id: 2efc655b00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽歌。
| 作成日時：2017年5月23日 0時
