【獄都事変】獄卒日常【短編集】

8.馬鹿な私が風邪引いたので看病してください[平腹ver.] ページ10

貴「……」


気付いたらまた自分の部屋…か
どこまで私を風邪にさせたいんだチキショー…

最悪だ、これで任務2倍くらいになったな(かれこれ2週間も風邪で非番になっている)

……


貴「平腹、煩い」

平「ほ?!何でオレが部屋の前にいんの解ったんだ!?Aエスパーか！スゲーな、オレにもやり方教えてくれよ！」

貴「おい勝手に話を進めるなアホ
んで、何の用？」

平「オレ非番だからAと遊ぼうと思って！
遊べる〜？」

貴「ごめん、風邪だからちょっと無理…
また今度ね？」

平「え〜！A遊べねぇーのー?!」

貴「うん。ごめんね…」


いや、申し訳ない…
平腹とは遊んでやれないし、任務には行けないし

ごめんよ…


平「馬鹿は風邪引かないって嘘なんだな！」


前言撤回
死んどけ平腹←


貴「帰れ」

平「おじゃましまーっす！」

貴「帰れって言ってるやんけ…」


本当何しに来たんだコイツ…
用も無いのに私の部屋入ってきて、その上私の布団の上で寝ている
重い…めっちゃ重い…潰れるぅ…
でも暖かい、心地良い
以外と安心するんだよ、こういうの
ちょっと嬉しかったりする

黙って平腹の髪をサラッと撫でてみる
すると、少し嬉しそうに頬を緩ませて「エヘヘ…」と笑った

小さい子供みたい…

平腹にもこんな可愛い所があるんだなって思った

結局そのあと、平腹は起きなかったし私も寝てしまっていたのだった
佐疫に起こされるときにはもう夕方になっていた


結果:何も用事が無いけど一緒に寝て甘えてくる

9.馬鹿な私が風邪引いたので看病してください[田噛ver.]→←テスト終わりましたぁぁぁ((←

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