29話 ページ30
……よし、今だっ！
rb「ん、じゃあA《ガチャリ》……って、え？」
よっしゃ外だあああ！！俺は！！もう！！自由だ！！！！
とりあえずここから逃げたい。その一心で走り続ける。力がない分色々なことから逃げ続けた俺の足はかなり速いと思う。
後ろからロボロ先輩が俺の名前を呼ぶ声がする。
ご、ごめんなさいロボロ先輩……っ！帰ったらお詫びにシュークリーム一緒に食べましょう……っ！！
と、とりあえずできるだけ遠くにはしろう……っ！
〜10分後〜
はぁっ、はぁっ……こ、ここまで来たら大丈夫だよね……？って、
『ここどこ……？』
あああああアイツから逃げることに必死で帰ることなんも考えてなかったああああ！！
……というか帰ったところで俺に平穏が訪れる気がしない……どうしようかな……ううううう……
と、俺が悩んでいたその時。
「ｰｰｰｰｰAーっ！A〜！どこにいるの〜？」
「……多分この辺だと思うんだけど……」
「GPSがこっちって指してるからあってるはず。」
ひえっ逃げねば。
そして走り出す。盗んだバイクではなく、徒歩で。足いたい……
〜またまた10分後〜
も、もう走れない……し、もう帰れる気もしない……今更だけどあそこでアイツらに捕まっておいた方が後々楽だったかもな……ははっ、後悔先に立たずとはまさにこの事だ。
なんて思いながら足を休める。
後ろの茂みがガサリと音を立てる。
えっ、もう来たの……やばい、早く逃げないと……っ！！
と逃げようとした俺に
??「……ええっと、もしかしてAさんですか？」
見知らぬ眼鏡が声をかけてきた。
『ええっと、そうですけど……なんで俺の名前を？』
??「あぁすみません。寮母さんから聞いてたんですよ。……っと、自己紹介がまだでしたね。はじめまして。チーノと申します。」
彼の言葉を聞いてパッと顔が明るくなるのが自分でもわかる。
つまり彼は自分を迎えに来てくれたのだ！そう！寮に戻れる！！
『あ、ありがとうございます！ええっと、み、道に迷ってしまって……助かります！』
ci「大丈夫ですよ。んんっと、じゃあ戻りましょうか？」
とはにかみながら笑う彼の手を取り、立ち上がる。
そこからはお互いくだらないことを話し続けた。そんなうちに人工的な灯りが見えてくる。
寮に戻ってこれた……！
ci「じゃ、行きますか」
『うん！』
寮の扉を開くとそこにはｰｰｰｰｰ
zm「あ、おかえりA〜」
『げっ』
めんどくさい奴らが勢揃いしてニコニコと笑いかけていた。
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白銀狐 - マジでありがとうございますっ！続きマジで楽しみにしてます！ (2023年1月25日 18時) (
レス) @page35 id: 46fb34583d (このIDを非表示/違反報告)
虚(プロフ) - きゃぁぁぁぁ！終わってないっ！！うれちぃぃい！！(逃げるどころか追いかける←) (2020年3月12日 18時) (レス) id: 7c0e52b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
いちま(プロフ) - TARAKOさん» めっちゃありがとうございます！！！おかげでなんとか！！ぎゃんばるやす (2020年3月12日 18時) (レス) id: 871efea391 (このIDを非表示/違反報告)
いちま(プロフ) - 虚さん» 残念！まだ終わってないですね........まだ付き合ってもらいますよ！！(逃げろ) (2020年3月12日 18時) (レス) id: 871efea391 (このIDを非表示/違反報告)
いちま(プロフ) - コメント嬉しかったから今しちまったぜ☆明日も更新しよう！（できたら） (2020年3月12日 18時) (レス) id: 871efea391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちま | 作成日時：2019年8月9日 20時
