20話 ページ21
ロボロside
名前を呼ぶとこちらを向いて笑ってくれる。
詳しい事を言わなくても信頼してくれる。
あぁ、可愛ええなぁA。なんて可愛らしいんだろうか。ぴょこぴょこと跳ねながら廊下を駆けていく彼をじっと見つめながらそんなことを考える。
初めて会った時はびっくりしたな。こんなに可愛らしい子が居るんかって。
俺よりも身長の低い、守ってあげたくなるような純粋で綺麗な男の子。儚げな雰囲気がどうしても欲 情を掻き立てる、そんな子が生徒会に入ってくれるだなんて！
一目惚れしてしまった俺にとっては大きなチャンスだった。絶対に逃す訳には行かない。
そこからの俺の行動は素早かった、と思う。
Aについて徹底的に調べた。誕生日や血液型から中学校時代の様子についてまで事細かく。
そこでAの中学の時のある事件について知ることが出来た。これはまだ誰にも言ってない。俺だけの秘密。
だから俺は猫を被ることにした。
Aに少しでも好かれるために。Aに信頼してもらうために。
そうして俺の努力のかいあってかAは俺の事を少し信頼してくれるようになったみたいだった。
最初は少し怖がらせてしまったなぁ。表情の見えない相手なんてやっぱり少し気味が悪いだろうし。
でも慣れてきた頃に初めて俺の仕事を笑顔で手伝います！と言ってくれた時は本当に紙貼っつけといてよかったわ。顔が真っ赤になっていたと思うし、こんなかっこ悪い様なんてみせたくないしな。
ロボロ先輩、と笑顔でこちらに駆け寄ってくる様は俺に気があるのでは？と思わせるほど愛くるしかった。
……でも、やっぱり俺自身を見て好きになって欲しいと思うのは傲慢なんだろうか。俺だけを見て、俺だけに笑いかけて欲しい。俺もAだけを見るから。そんな幸せな世界は存在してくれるのだろうか。
まぁ、まずは家族である弟くん何とかせねばあかんかな？……案外楽そうやけどなw
色々なものを手放してきた俺だからこそ、今回だけは手放せない。手離したくない。
もちろん、超強力なライバルがいるなんてことはわかり切ってる。でもまぁ、俺も毛頭諦める気はないけどな？覚悟しとけよ、A。
まぁ、まずはこのブラコンでヤンデレな弟くんどうにかせんとあかんかなぁ？
ほんま遅れてすみません……っ！！(土下座)
新しいのも近々出す予定なので……っ！！許してください……っ！！
あ、因みに新しいやつのリクエストなどございましたら〜是非に！！是非にでも！なんでもするんで！
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白銀狐 - マジでありがとうございますっ！続きマジで楽しみにしてます！ (2023年1月25日 18時) (
レス) @page35 id: 46fb34583d (このIDを非表示/違反報告)
虚(プロフ) - きゃぁぁぁぁ！終わってないっ！！うれちぃぃい！！(逃げるどころか追いかける←) (2020年3月12日 18時) (レス) id: 7c0e52b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
いちま(プロフ) - TARAKOさん» めっちゃありがとうございます！！！おかげでなんとか！！ぎゃんばるやす (2020年3月12日 18時) (レス) id: 871efea391 (このIDを非表示/違反報告)
いちま(プロフ) - 虚さん» 残念！まだ終わってないですね........まだ付き合ってもらいますよ！！(逃げろ) (2020年3月12日 18時) (レス) id: 871efea391 (このIDを非表示/違反報告)
いちま(プロフ) - コメント嬉しかったから今しちまったぜ☆明日も更新しよう！（できたら） (2020年3月12日 18時) (レス) id: 871efea391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちま | 作成日時：2019年8月9日 20時
