色々なジャンルの小ネタ。 (ページ28)

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ぷよぷよ～妹を義妹として大事にしてくれるなら……！ページ28

『ルルー可愛いルルー可愛い。』

「お姉様、パーソナルスペースというものをご存知かしら？」

『え、私達姉妹よ？家族よ？そんなものいらないわ。』

「顔が近いのよ。」

『全力で拒否しないじゃない。そういう所優しいわよね。1億可愛いポイント追加。』

「上限幾つよ。」

『無限。』

「発想が幼稚ね。」

『ルルーの前でなら幼児退行しても良いわ。』
私はビューラーで睫毛を上げるルルーを鏡で見ながら呟いた。

「離れて頂戴。サタン様の所に行かなくちゃいけないの。」

『じゃあ私は夕飯の買い物に行こうかしら。』
財布を準備しようと立ち上がると、ルルーにドレスの裾を掴まれた。

『どうしたの？』

「……ハンバーグが良いわ。」

『珍しいわね。お姉ちゃん特製ハンバーグが食べたかった？』

「っ、違うわよ！お料理のレパートリーを増やしたいだけよ！」
そう言うルルーの顔は若干恥ずかしそうに赤らんでいた。

やっぱり私の手料理食べたいんじゃない。何年も一緒に居ると分かるわよ。

『中にいっぱいチーズ入れてあげるからね。』

「本当っ！？」

ひぃー、妹可愛い。サタンよりシェゾの方が似合ってるのに。料理も出来るし、うん。

そんなことを考えていた数分後に彼に会うとは思わなかった。

『あらシェゾ、珍しいわね、彼処から出てくるなんて。』

「お前こそ、町に来ることは早々無いのにどうしたんだ？」

『ルルーにハンバーグが食べたいって言われてね。何時もルルーが作るからお願いされるのがとても嬉しくて……。その買い出しよ。』

「前置きが長い。」

『そうかしら？』

「口を開けばルルーだなお前は。好きな奴位居ないのか？」

『居ないわね。』

「……美人なのに勿体無いな。」

『あら嬉しいわね。美人だなんて。でも、年も年だから……。』

「俺の方が年上だぞ。」

『そういえば私が小さい時からその姿だったわね。』

「俺が貰ってやるよ。」

『え？』
シェゾの言葉に一瞬理解が追い付かなくて、私は目を見開いてシェゾを見つめた。

「二度も言わねぇよ。」

気持ちは嬉しいけど、私よりルルーの方がお似合いだと思うのよね……。どう返事したら良いのかしら……？

夢主設定。
容姿～ルルーと同じ髪色と目の色。髪型はストレートロング。赤のドレス。とても美人。

性格～他人優先。気遣い上手。お人好し。

その他～ルルーと年が離れているから過保護。8歳離れ。