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一血卍傑〜独身女性?……女性独神だわ! ページ26

高層ビルの屋上、すぐ後ろには綺麗な空が。

私は柵を跳び越え_____翔んだ。

次の人生では独神になりたいな。あ、でも、自ら死んだら転生出来ないんだっけ。

間抜けなことを考えながら、ゆっくりと下降していくこの体。

凄い、本当に時間がゆっくり感じる。走馬灯は走んないけど。コレと言った思い出が無かったもんね。

目を閉じて『一血卍傑』の本殿の景色を思い浮かべてみる。

これじゃ、ログイン出来なくなっちゃうな。折角長い間連続ログインしてたのに。

大きく息を吐いて目を開けると、先程まであった景色がガラリと変わっていた。

まさに、一血卍傑の世界のような___

ゴッ。
鈍い音がして、頭が固い何かに強打した。

ヤバイ、視界が……。

私はそのまま意識を手放した。

「……ま!……独神様!!」

どくしん、と私を呼ぶ可愛らしい誰かの声が聞こえる。どくしんって、あの独神?

頭痛いなぁ。さっき後頭部を何かにぶつけたからかな。

後頭部を擦りながら私はゆっくりと起き上がった。

「お目覚めですか独神様!」

目を開けると、パタパタと翼をはためかせて宙に浮かぶカァくんが直ぐ様視界に入った。

夢、じゃないよね。

「何をなさっているのですか!?」

私は驚くカァくんを他所に、ジンジンと痛む後頭部を右手で強く押していた。

「貴方は先程、石畳に頭を強く打ち付けたんですよ。まさか、独神様が空から落ちてくるとは思ってもいませんでしたよ。」
カァくんは大きい目を更に大きくして私に詰めよってきた。

『私って、独神なの?』

「ええ。此処、八百万界が危機に陥ると何処からか独神様がやって来るそうです。」

じゃあ今危機ってことじゃん。ベリアルが来たのかな。

『……一血卍傑しようか。』

夢主設定。
容姿〜ハーフ顔の美形(日本人)。

性格〜慎重的。でもゲームは楽観的。

その他〜ブラック企業から逃げようと思い、屋上から飛び降りた。そして一血卍傑の世界にトリップした。

ヒプノシスマイク〜兄が過保護過ぎる……→←ポケモン〜転生したから恋しようと思ったけど大抵そういうオチですよね。



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作者名:†松野家に生まれし次男の弟† | 作成日時:2017年12月19日 23時

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