色々なジャンルの小ネタ。 (ページ16)

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オリジナル～歯磨き粉と歯ブラシが擬人化するってどーゆーことですか。ページ16

『…………。』

「おはようA。毎日使ってくれて僕は嬉しいよ。」

「何で品種変えたの？俺じゃ不満？俺に口の中を委ねてみなよー。」

Aが目を覚ますと、両隣にイケメンが座っていた。

『……誰ですか。』

ブラシ「Aが使ってる歯ブラシだよ。Aは小さい頃から虫歯が無かったね。僕のお陰だよ？僕のお陰なら、結婚しなきゃね。」

磨き「俺は歯磨き粉ー。Aの歯を白くしてるよ。これからも宜しくね。捨てるなんて言った日には、Aも連れてってあげるからね。」

『いや、可笑しいだろ！？ふっつーに考えて！歯ブラシと歯磨き粉って信じられるか！？』

ブラシ「急がないと仕事遅れちゃうよ。」

『誰のせいだよ！』

磨き「俺らのせいにしちゃう？昔はぶどう味の俺が好きって言ってたのに？」

『語弊があるわ！』
Aはベッドから勢いよく起き上がり、着替えようとした。

『出ていって？』

ブラシ「パジャマに着替える時はよく見てたよ。小さい頃だけど。」

磨き「鼻血出てんぞお前。幼女が好きか。」

ブラシ「僕は今のAも昔のAも好きだよ！」

『いいから出ていけ。有機物？あー、無機物？どっちでも良いや。』

「「良くない！！」」

『後三秒で出ていかなかったら焼却炉行きな。はい3[ガチャッ、バタン！]……YDK。』

Aは朝食を食べ終えて歯を磨こうとした。

ブラシ「僕を使って。」

『どうやって？』

ブラシ「実は僕、元の形に戻れるんだよ。」

そう言って、青年は歯ブラシになった。

『へー。どういう仕組みお前！？』

磨き「あ、俺も。」

『何なのホント！？』

ー『じゃあ、行ってきます。(めっちゃ疲れた感……。)』

ブラシ「Aのテク、凄かった……。」

磨き「いつもより多く俺のこと使ったな……。」
二人、二つ？は頬に手を当てて赤くなっていた。

『…………。』
そんな二人を見てAは勢いよくドアを閉めた。

『(マジで私夢見てんの？)』