花咲き12 携帯電話ですよ ページ14
古見ちゃんが朝イチで私と只野君に携帯電話を見せてきた。
え、ガラパゴス……？
古見[私、ついに携帯電話を買ってもらったんです。]
只野「というか、今まで持ってなかったんですね。ケータイ。」
古見[今まで必要なかったもので、でも今の私には必要なんです。お2人のおかげで友達がたくさん出来たので。]
古見ちゃんは目を伏せながら頬を赤く染めた。
え、かわ。
古見[それで、その…。]
只野「？」
『「「…………。」」』
古見ちゃんが只野君をチラリと見た。
古見[友達の電話番号が欲しいな……って。]
『……只野君馬鹿だね。』
私が言うと、古見ちゃんはコクリと頷いた。
只野「え、Aさん、古見さん！？」
ホントに馬鹿だよ只野君は。一番に只野君の番号欲しいのに気付かないとか。
『じゃあ古見ちゃん、私は紙に番号書くね。』
古見[ありがとうございます。]
『さぁさぁなじみちゃんの所にも行こー。』
古見[はい。勿論紙に。]
『なじみちゃんおはよ。』
長名「Aちゃん古見さんおはー。今日も可愛いね。で、どったのー？」
古見「〜〜〜。」
ブツブツブツ。
長名「！？(なんで古見さんボクにガラパゴスケータイを向けてくるの！？)」
長名「Aちゃん、通訳…通訳…！」
『ケータイの番号教えてほしいんだって。あ、紙に書いてあげて？』
長名「直接ケータイに打ちこ…あ。なるほどねーそうか。只野くんバカだから分からないか。」
只野「(え…なぜ僕の話に…！？)」
ー上理さんの席ー
上理「こ、古見さん！Aさん！おはようございますっ！」
『おはよ上理ちゃん。』
上理「肩揉みますか？飲み物買ってきますか？靴舐めますか？」
『そういうつもりじゃない、よ？』
上理「え…、そうですかぁ……。」
逆に何でそんなことをしたいのか私には分からないよ。
上理ちゃんの番号を貰うのは諦めた。
そして只野君の所に帰ってくると……。
只野「なじみの番号貰えたね。頑張ったよ、古見さん！」
古見[はい。上理さんのは貰えませんでしたが……。]
ダダダ。
上理ちゃんが走ってきた。
上理「すみません古見さん、ケータイの番号が欲しいとは知らなくて……。」
只野「上理さん。」
上理「只野さんのが一番に欲しかったんですね！あ、タイミング……。」
古見ちゃんは顔を真っ赤にして只野君から顔を背けた。
只野「(うおおおおおお！！！)」
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りょうまる。 - ﾒﾁｬﾒﾁｬｵﾓﾛｲ、、、、 (7月16日 22時) (
レス) @page11 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
杏子 - 自分が体験したことのようで楽しかったです。続き頑張ってください！ずっと待っています。お体に気をつけてください！ (2022年9月17日 13時) (レス) @page13 id: cca27223f2 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - めっちゃ面白いです！続き待ってます！！ (2022年5月31日 12時) (レス) @page39 id: 345a1df315 (このIDを非表示/違反報告)
黒百合紫那(プロフ) - 続き待ってます(о´∀`о) (2021年12月16日 21時) (レス) id: fb3b56d1cd (このIDを非表示/違反報告)
もも - 古見さんはコミ障です。の夢小説があるなんて思ってませんでした！それに、私の好みのやつでなので、続きが見たいです！頑張ってください！ (2021年11月20日 19時) (レス) id: 27d7d38379 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：†松野家に生まれし次男の弟† x他1人 | 作成日時：2017年10月8日 21時
