53話 ページ23
現在食堂のドアを開け立っているが、お昼を過ぎているからか人がほとんどいない。
『サッチ〜お昼まだある？』
私の声に気づいたのか、皿洗いをしていたサッチがこちらに振り向く。
サ「おぉー、美優！お前の分ならちゃんとあるぞ！てかもう動いて平気なのか？マルコにまた怒られるんじゃないか？」
『さっき1時間ぐらい書類片付けてたから、もう今更だね()怒られるくらいなら怒られそうなこと全部やるわ〜w』
サ「それって逆に説教の時間伸びるだけじゃ…w
まぁ、とりあえず今そっち持ってくから適当に座っておきな！」
そう言うとサッチはキッチンの奥の方に消えていった。私は近くのテーブル席に座った。
『そう言えば…こんなに人がいない時間にご飯食べるの久しぶりだな…』
いつもは皆がいる時間か、一番乗りの時の方が多いのでとても新鮮だった。
サ「ほい、お昼のオムライス！冷めないうちに食べろよ〜」
『ありがとうサッチ！いただきまーす！』
卵とチキンライスを一緒にすくい、口に入れる。
とろとろ卵が絶品！！
『ずっとお粥とかだったから美味しいぃぃぃ、やっぱりサッチの料理好き〜！』
サ「そうか？俺と付き合えばいつでも作ってやる(ゴンッ！ 痛った！？！？！？ってマルコ！！何しやがる！！」
『ゴホッゴホッ！？マルコ！？いつの間に』
ビックリしすぎて、思わずむせてしまい息を整える。サッチの方を向くとサッチの後ろにマルコが立っていた。
マ「料理出すところからずっと見てたよい、サッチさりげなく美優を口説くな、そして美優まだ動いていいとは一言も言ってないだろい…」
『あ、え、え、えーとお腹空いたから食べに来ただけです〜』
マ「じゃあ、お前の部屋の机にあったこの書類はなんだよい…」
マルコが手に持っていたのは先程部屋で書いていた書類だった。
『え、えっと…それは…そう！出すの忘れてた書類を出そうと思って… マ「サインの日付が今日になってるよい」 うっ…』
マ「とりあえずそれ食ったら部屋に戻って大人しくしてろよい…次勝手に動いたら…どうなるか分かってるな…？」
いつも以上に黒い笑顔を見せるマルコ
『はい！！！大人しくベットで寝てます！ はい！！！ご馳走様でした！！おやすみなさい！！！！！！』
歩いてはいるが、ものすごいスピードで部屋に戻った美優であった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 200人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
樹音(プロフ) - 咲さん» ありがとうございます！更新ペースバラバラですが、これからも頑張って行きたいと思います！ (2019年1月5日 17時) (
レス) id: 80f4952516 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - 作品読ませていただきました！続きが楽しみです！これからも頑張ってください！ (2019年1月4日 21時) (レス) id: 4edb929e09 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：樹音 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/personal.php?t=itikara0524
作成日時：2019年1月4日 20時
