ジェイドくんは語りたい ページ9
〜？？？side〜
ジェイドが本を抱えていったその日の夜。
(あれ、おかしいッスね……。
確かにここあたりに本をおいてたはずなんスけど……。)
図書室では何やら怪しい影がうろうろしていた。
(あんま検索履歴を残したくないのと知りたいことが一気に知れるから図書室にこっそり来てたんスけど……)
ため息をつきながら影は渋々図書室を出ようと扉に手をかけたときだった。
先にカチャリとドアノブが下がり、ゆっくり扉が開き始める。
驚く影をよそに開いた扉から顔を出したのは
「おやラギーさん、こんばんは。
調べものですか？」
ジェイド・リーチだった。
腕に抱えている本は昼間ジェイドが見つけた付箋の本だ。
「……ジェイドくんスか。
まぁそんなところッス」
誤魔化したような笑みを浮かべ、影の正体、ラギー・ブッチは頬をかいた。
そしてすぐジェイドのもっている本に目を移す。
(……なんでジェイドくんがあの本を……？
とりあえず目の前にあるんなら早めに取っておいたほうが……)
「あ、あー……ジェイドくん……。
その本って」
「あぁ、こちらですか？
今日見つけたんですよ。
たまたま魔法造形の本を取ったら隠すように後ろに置いていたので思わず掘り出してしまいまして……。
中には付箋が貼られており、何か他に手がかりはないか寮に持って帰ったんですが特にわからずこうして返しに来たところです」
「へ、へぇ……。
それよりジェイドくんの持ってる本の中に俺が探してる本があるかもしれないッス。
ちょっと見せてほしいんスけど……」
「ええ、構いませんよ。
はい、こちらですかね？」
「わー、助かるッス……あ、もしかしたらこの本ッスかも」
(とりあえず一冊……。)
「へぇ、その『様々な生き物の番』という本がラギーさんの探している本だったんですね。
役に立ててよかったです、それにしてもその本、一体なにに使うんですか……？
是非教えていただきたい」
「や、ヤッパコレジャ……ナイカモッス……」
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真理(プロフ) - バグ!?なるほどバグwww (2021年8月10日 23時) (
レス) id: 155b63405e (このIDを非表示/違反報告)
時間一日（ときまいちじつ）(プロフ) - ララーサさん» コメントありがとうございます！楽しく読んでいただけて幸いです (2020年11月23日 20時) (レス) id: 73106e3ea9 (このIDを非表示/違反報告)
時間一日（ときまいちじつ）(プロフ) - べに。さん» コメントありがとうございます！返信遅くなってしまいすいません。オタクに見えちゃうのわかります笑更新頑張ります、ありがとうございます！ (2020年11月23日 20時) (レス) id: 73106e3ea9 (このIDを非表示/違反報告)
ララーサ - ヤバイヤバイ！最高すぎ！！！ (2020年11月23日 19時) (レス) id: 60e0ce23dd (このIDを非表示/違反報告)
べに。 - オクタがオタクに見えてしまうwジェイドくんが腐とか最高すぎます！！更新楽しみに待っております！！ (2020年11月22日 22時) (レス) id: cd0bc82b4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時間 一日（ときま いちじつ） | 作成日時：2020年9月22日 19時
