海に出て愛される【ONE PIECE】

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「それにしても迷惑かけたのぉ」

「ううん、気にしないで。

たまたま通りかかっただけだし解決したの私じゃないし」

ルフィたちの名前を伏せ説明する。

「……？他に誰かおったのか？」

「あ、えっと、うん、通りすがりのいい人たちで！

すぐいなくなっちゃったけど…」

バレたらまずい、なんとかして話しそらしたほうがなどとぐるぐる考える。

「ふむ…。

それよりAはおつかいの途中じゃったな」

「うん、全部買えたし帰るところだよ」

「そうか、本当は送ってやりたいところじゃが……」

「大丈夫！それよりおじいちゃんお仕事でしょ？」

「その仕事の最中に呼び出されたのじゃけど」

頬をポリポリかきながら呆れた顔をするガープ。

「まぁとりあえず無事みたいで安心したわい。

そう簡単にへばる鍛え方もしとらんがの」

「お陰様で」

それにしても地方の海軍基地でこんな事件が起こっていたとは。

好き勝手やられてしまっては市民からの信用も落ちてしまう。

恐怖政治で縛るなんてせっかく築きあげてきたおじいちゃんたちの頑張りが報われない。

海軍や海賊、どちらの肩入れもするつもりはさらさらないが根性の曲がった輩の存在は正直不愉快だ。

センゴクさんの申し入れ、少しは考えてみてもいいかもしれない。

なにより長年のおじいちゃんの願いだ、海軍に入りはしないが一般市民代表として少し物申すことにしよう。

そうと決まればおじいちゃんに言っておこうか。

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