海に出て愛される【ONE PIECE】 (ページ15)

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「あ、この話聞いちゃって大丈夫……？」

「はい、別に血縁者がいようがいまいが私の家族はおじいちゃんとマスターなので。

なんか、両親もわかんないらしいんです。

おじいちゃんが拾ってくれて、名前くれて、マスターと会わせてくれて、鍛えてもらいました。

大恩人です。

今は海軍に入れって会うたびに言ってくるからそれはもう少しどうにかしてほしいんですけどね」

「海軍には興味ないのか？

センゴクさんにもスカウトされててモテモテじゃないの」

「お誘いは嬉しいんですけどね、興味ないです。

今の暮らしで充分楽しいですし」

「Aちゃんが海軍に入ってくれたら俺が面倒見てあげるのに」

「クザンさんに言ってもらえるのは嬉しいですね」

「アラ、いい子。

まぁ別におれは強要する気無いし出入り自由になったんだからいつでも遊びに来なよ」

「また食堂に食べに来ます！」

「あらあらすっかり気に入られちゃって」

そこまで話すと

「おー、ここにおったかA」

そう呼ぶ声が聞こえる。

「豪華なお迎えが来ちゃったか〜」

「おじいちゃん！

センゴクさんも一緒だ！」

「じゃあおれはこれで立ち去るとしますか」

「仕事ですか？」

「まぁそんなとこだ。じゃあなAちゃん」

「はい、ありがとうございますクザンさん」

クザンが手を振りながら立ち去ると入れ替わるようにガープがAの隣へ、センゴクが目の前に座った。