海に出て愛される【ONE PIECE】 (ページ13)

今日:1 hit、昨日:15 hit、合計:253,400 hit

13 ページ13

海軍本部、食堂。

匂いにつられてAが辿り着いた先は海軍たちが利用する食堂であった。

まだお昼には早いがせっかく自由に利用できるのだ、堪能する他ないだろう。

空いているため席の確保もしやすそうだ。

早速カウンターへ行き注文を試みようと覗いてみる。

「あ"、なんのようだ嬢ちゃん」

するとイカつい男の人が話しかけてきた。

「見た感じウチのもんじゃねぇな」

「えっと、おじいちゃん……ガープに一緒に来てほしいって言われて」

「ガープ中将にか？

おかしいな、王下七武海の会議があることは聞いてたがガープ中将の事はまったく……しかしあの人そういうところあるし……そもそも本部に侵入者なんていたらとっくに騒ぎになっているか……」

百面相をしながらイカつい男はブツブツなにか言っている。

「まぁ悩んでいても仕方がないな。

後で連絡は回すとして腹減ったンなら食ってけ。

困ってるヤツを無下にするのも海軍のすることじゃないしな」

「いいの…！

ありがとうございます！」

顔に反して気前の良さに感動しながらご飯をよそってもらう。

受け取ったお盆を持ってまだ誰も座っていない真ん中の席に着き、ご飯に手を付けた。

「ん！すごい、美味しい！！

すごくおいしいです！！！」

イカついコックに向かって感想を飛ばすA。

コックもおー、と手を振り返してくれている。

海軍には入らないがリピートしようと思ったAであった。