1日遅れのメリークリスマス ページ6
クリスマスから1日経った今日
2日連続で生放送をしていた俺はやっと休みが取れて
今日は彼女とデートだ
「…はぁ」
赤、白、緑で賑やかな街の中
下手くそな笑顔で
雪の降る街で待っている彼女に手を振る
『ポッキーくんこっち』
「お待たせ、寒かったでしょ」
『すっごい寒かった』
隣に並ぶ彼女は腕を組んで歩き出す
「まずケーキ取りに行くんだっけ」
『うん。予約してないから急ご』
ケーキ屋さんに入ると100パーの笑顔を隣に添えた
「いいのが買えて良かったね」
『うん！食べるのが楽しみ』
冬の駅前、星空の下で
並んでサンタクロースのコスプレをしている人達
不意に彼女を見ると優しく微笑んでくれた
『寒いね、早く帰ろ？』
「…うん」
寒い身体とは裏腹このままでいたい
『2年目だね』
「早いもんだよ」
『うん…まだ実感無いもん』
まだ俺ら何も知らない
お互いのことも、これからのことも
でも…
「今も一緒に居るのって奇跡だと思う」
『ふふっ、なにそれ？』
「こうやって手繋いで、一緒に帰るの」
そんな言葉ありがちだけど
奇跡、帰り道は同じ
『ポッキーくんって意外とロマンチストだよね』
「そう？」
『うん、一緒にいるとドキドキするもん』
「なにそれ」
彼女と付き合って、初めて雪が降った日
こんな素敵な季節と知りました
『…ねぇポッキーくん』
「ん？」
『寒いね』
「さっきも言ってた…っ」
人通りの少ないこの道
彼女の赤くなった手が宙を浮く
『ポッキーくん？』
もう少し、あと少し
立ち止まった俺に振り返る彼女
「手、繋ご」
『…こういう時は何も言わずに繋いで欲しいな』
照れくさそうに笑ったAの手を摂る
手は繋がったものの肩は少し遠い
『ポッキーくんの手暖かい』
「Aと2人だからだよ」
この距離がどうにかならないかな
なんて考えながら彼女と話す
「去年、サンタさんにはAを貰ったんだね」
『うん』
家まであと3分
俺は彼女の手を握り直して
「今年のお願いは───」
『っ、』
1日遅れのメリークリスマスを貴女に
ーーーーー
メリークリスマス！！！(大遅刻)
書こうと思ったんです。書いたんです。日付変わってました
なんだこれっ！？
あ、リクエストまだまだ受け付けております！
クリスマスプレゼントからお年玉まで笑
お好きな時にどうぞ！
ではまたっ！
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いちご茶(プロフ) - あさがおさん» 初めまして！コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです…！300万人楽しみですね！私もドキドしております笑 (2021年1月27日 0時) (
レス) id: c5d9617357 (このIDを非表示/違反報告)
あさがお(プロフ) - 初めて拝見しましたが一瞬で好きになりました(´▽`)あとぽきさんの登録者数が、いつ300万人いくかドキドキしてる日々です……！ (2021年1月26日 23時) (レス) id: a880b45ead (このIDを非表示/違反報告)
いちご茶(プロフ) - りなさん» 初めまして！コメントありがとうございます！もう嬉しすぎて飛んでいきそうです……笑 これからも頑張ります！ (2021年1月26日 22時) (レス) id: c5d9617357 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 全ての話が素敵で面白くて思わず作品のシリーズを全て読んでしまいました笑 応援してます！ (2021年1月26日 22時) (レス) id: 86e1c22382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご茶 | 作成日時：2020年12月2日 14時
