あの少女は天才怪盗のようで【歌い手】

怪盗２３ ページ24

その頃の学校ではーー
そらるside

そらる「は！？！？父さんそれ本気で言ってる！？」

天月「そんな！ありえないですよ！」

そらる&天月「Aが“怪盗ブラック”だなんて！！」


うそだ。

嘘に決まってる、あんなに優しくて、いつも自分の事より人の事のAが怪盗ブラックなんて。


そらる父「違う、似てる人がいるというだけだ。それを特定したところこの結果だよ。」


父さんから資料の紙をもらうと確かにAの名前と顔が載っていた

なんで、なんで。


本人に聞こうと教室を振り向くと肝心な本人がいなかった


そらる「ねえ、本人いないんだけど」

天月「まじかよ...でも鞄はあるし学校の中にはいるんじゃないかなぁ。 」


もうほんと...あいつはどこに行ったんだよ。


俺は、入学式当日、初めて声をかけてくれたのがAだった。

小学校の頃いつも一人でいた俺は、話しかけられること自体あまりなかったから嬉しかった

それからかな、Aしか見られなくなったのは。
バレンタインの日に、いくら女子からチョコをもらったって、ちやほやされたって、Aしか見れなかった


まあ、何が言いたいかといえばAが好きなんだけどね。

もし、Aが怪盗ブラックだったら。
俺は、逃がしちゃうかもなぁ。
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＜(××')＞

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