16.怒って、泣いて、(りくside) ページ17
今日は大学の先輩に頼んで買い物に付き合ってもらった。
本当は俺が大学に行く予定だったんだけど、急用で先輩に来てもらった。
り「今日はありがとうございました!」
女「いいのいいの!それより彼女に喜んでもらえるといいね〜w」
り「か、彼女じゃないんで!!!!!/////」
女「へぇ〜?まぁいいや。またね!」
り「さよなら。」
そう。
あの先輩にはAと会う時にプレゼントをなにかあげたかったから一緒に来てもらった。
まだ用事があったからUUUMに戻る。
り「よっと……(トントン)…あ、トミー…さん?」
肩を叩かれて後ろを振り返るとトミーさんが険しい顔をして立っていた。
ト「今日、誰といた?」
り「えっと…大学の先輩といました。」
ト「なんでUUUMいたの?」
り「本当は俺が大学に行く予定だったんですけど急用で先輩に来てもらったんです。」
ト「俺らがUUUMいたこと知ってた?」
り「あ、はい…。はじめさんとコラボしてましたよね?」
ト「じゃあAがいたことも知ってたよな?俺らのアシスタントだから。」
り「……え。」
嫌な予感がする。
冷や汗が背中を通る。
ト「あいつ、りくが女の人といるの見て
『遊ばれてたんだね〜。やぁ、おばさんはダメだw』って泣きそうな顔で言ってたぞ。
お前、ほんとにAが好きなんだよな?」
り「す、きです……。」
まさか見られてるとは知らなくて、遊んでるつもりなんで全くないのに勘違いさせてしまった。
……自業自得か。
ト「はぁ……振られた俺の身にもなってくれよ。」
り「え、告白したんですか!?」
ト「振られたけどな。お前、ほんとに好きならもうちょっと考えて行動しろ。
じゃなきゃ……取られんぞ。」
トミーさんはふっと笑って肩を叩いた。
ト「Aはカンタが送って、自分の家帰ったぞ。」
り「は、い……ありがとうございます。」
ト「いってら。」
トミーさんは手をひらひらと振った。
次の瞬間、俺はUUUMを飛び出して走っていた。
家はこの間教えてもらった。
信号機をダッシュで渡り、角を曲がる。
り「つい……た。」
息を切らしながらインターホンを押す。
流石に出てくれないかな、って思ったけどすぐにドアが開いた。
『あー!りくだ!どした?なんかあった?』
いつものようにニコニコと笑っている。
けど、目が赤く腫れていた。
それが酷く心を痛めつけた。
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もちご - ライシェルさん» ありがとございます! (2018年8月24日 22時) (レス) id: 097e58c5bd (このIDを非表示/違反報告)
ライシェル - とても面白かったです!陸の赤面・・・可愛い!これからも頑張ってください! (2018年8月24日 13時) (レス) id: 0dbef1eb61 (このIDを非表示/違反報告)
もちご - 兎危@ら民、ゆっ家族、ぴく民、サンラー、その他もろもろさん!ありがとうございます!応援してくださるの嬉しいです(泣) (2018年6月22日 22時) (レス) id: 097e58c5bd (このIDを非表示/違反報告)
兎危@ら民、ゆっ家族、ぴく民、センラー、その他もろもろ - りくかわいいいいぃ!!......ゴホン、取り乱しました、すみません()りくくんが可愛い!!そして応援したい!!! (2018年6月22日 22時) (レス) id: 556657c7c7 (このIDを非表示/違反報告)
もちご - マカロンさん、そう言っていただけて嬉しいです!続き頑張って書きます! (2018年6月20日 18時) (レス) id: 097e58c5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちご | 作成日時:2018年6月10日 9時