第14章 ページ15
「お疲れ様、弱井さん。
…あのさ明後日は、空いてる？」
1時間という短い時間。Aくんといることで更に早く感じられた。
私の絵を手伝った時に使ったパレットを洗いながらAくんが言った。
「空いてるわよ」
「じゃあさ、ちょっと付き合ってくれない？」
"付き合ってくれない？"その言葉を聞いた時、ボンッと音がしそうな程瞬時に顔に熱が上る。
でも、冷静になって考えてみると、私が夢見ているような事ではないということだと思った。
Aくんは、持ってきていたリュックから財布を取り出して中からチケットを2枚取り出した。
「行きたくなかったらいいんだけど」
そのチケットを渡されて見てみると、有最近できたと話題の某水族館のチケットだった。
「これ、どうしたの？」
「知り合いの人がくれたんだ。でも僕の親は忙しくて行けないし、僕自身友達もあんまいなくて…せっかくならどうかなって」
「嫌ならいいんだけど」と言うAくんの言葉を遮って、私は大きな声を出した。
「行く！」
「ほんと？じゃあ、明後日のスケジュール、決めよ」
そう言って手帳を取り出したAくんを見て、私もスクールバッグから手帳とボールペンを取り出す。
「時間は、どうする？」
「水族館は何時に開いてるの？」
「えっと。10時だね」
「じゃあ、10時過ぎに着くようにしましょう。
9:00に出れば、多分着くわよね？」
「そこまで遠くないからね！それくらいにしよう」
「じゃあ待ち合わせは何処にする？」
「赤塚駅の、銅像の前にしよう」
「わかったわ！」
スケジュールが決まり、それから私は浮かれ気分で家に帰った。
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しずく@眠たがり(プロフ) - もう更新はされないのかな…？ (2019年2月7日 11時) (
レス) id: 2e94dfd782 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - 男主のトト子ちゃんのやつ、少ないから嬉しいです！めっちゃ面白いですね！！ (2017年10月10日 16時) (レス) id: 329393c0db (このIDを非表示/違反報告)
トト子ちゃんは天使 - トト子ちゃんの小説あまりにも無いのでこのような作品があり嬉しいです！！orz ありがとうございます更新楽しみにしております(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年2月3日 11時) (レス) id: 5025687234 (このIDを非表示/違反報告)
れおん。(プロフ) - 個人的には、六つ子のかで、一番好きです！（笑） だから、このような作品を作ってくださり、ありがとうございます！！ 自分自身も、書いているのですか、まったく続かず。その文才を是非わたしに！(^◇^;) 更新、頑張ってください！ すーっごく、応援してます！ (2016年2月3日 7時) (レス) id: 36f06c9cc6 (このIDを非表示/違反報告)
異脳 - トト子ちゃん可愛いですね！更新頑張ってください！ (2016年2月1日 23時) (レス) id: 6b1eec1aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜風 金魚 | 作成日時：2016年1月26日 21時
