引き剥がし役してたら愛されました

嫌いNo.77 ページ33

ななもり目線

どうしたんだろ…A…。

な「あ、ジェルくん、俺たちちょっとあっちいってくるから、みんなに伝えててね。」

ジ「んー？そんなん？りょー、いってらー」

な「んー………じゃあ、行こうか？」

『うん。』




ーーーーー

な「ところで…？話って何？」
俺は、Aの真剣な雰囲気からして、とても重大なことがわかる…。



『あのさ、、、、









僕、さとみと付き合ってるの、リスナーさんたちに発表しようと思います。というか、します。』



な「えっ………？！」

発表………？
それは、確か、さっきまで″さとみくんにも話されたこと″だった。

な「え、てことは、さとみくんとAが付き合ってるのを、みんなに公開するってこ、と…？！」

『…………うん。』

な「え、ほんとうに？ほんとうにいいの？」

『いいんです…、さとみと決めたことですから。しかも、僕は、さとみと付き合ったのに、確かに「あぁ…」とは思いましたけれど、後悔はしてません。それに、、、、「当たって弾けろ」ですからねっ！挑戦も……大事なんですよ………』

な「A…」

……この子は、本気だ…。
いつものAとは違う…。
真っ直ぐな目で………俺をみている。

…………そういえば、さとみくんも、同じようなこと言ってたよな…、俺が最後に「いいんだね…？」って聞いた時、「…いいんっすよ………しかも、公開することに俺、後悔してませんからね。………あっ、こうかいだけにぃ？w………まぁ、「当たって弾けろ」って、Aも言ってましたもん…」
って、最後らへんは少し寂しそうな顔をしながら言っていた。



俺は数々の人たちを見てきたからわかる。
″彼 ら は 、 本 気 だ″








な「…………わかった。頑張ってね。」

『ぇっ！ほんと？！……やったぁ…、ありがとう、なーくん！！！』

な「うん。………俺からも説明必要だったら言ってね。」

『うん、わかった！』

まだなお喜んでいる″彼女″は、俺が同じようにいった時の、その時の″彼″によく似ている。









な「俺も頑張らないとな。(ボソッ」

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